大西順子ジャズピアニストの生い立ち,子どもの頃は?どんな家庭に育ったの?

Haruharu笑顔

この記事では、ジャズピアニストの大西順子さんのプロフィールとして、

生い立ちやピアノとの出会い等の子ども時代から高校生活やバークリー音楽院への留学を志すまでのことについて知ることができます。

大西さんは、なかなかの子どもだったと思います。

ご両親も、こんな娘にたいそう驚いて、どうしたもんかと思っていたかもしれませんね。そんなエピソードもありますので、楽しみながらお読みくださると嬉しいです。




大西 順子(おおにし じゅんこ)さんのプロフィール

大西順子さん:生年月日  

1967年4月16日 55歳 

令和4年のお誕生日を迎えましたので、大西順子さんもアラカン女子の仲間入りです、

ちょっと、ひそかに心配しているのは、更年期に入っているので、体調は大丈夫なのかなということ。

大西順子さん:出  身 

 京都府久世郡城陽町(現・城陽市)で生まれの東京育ちです!

いぶき

大西順子さんって、京都の伝統を重んじる心と、江戸っ子気質の両方兼ね備えているような気がします。

大西順子さん:家  族

父 自衛官  母 専業主婦? 昭和一桁生まれだそうです。

兄(9歳年上) 立川高校(偏差値70)を卒業後、東京大学進学し官僚に。

さくら

当時(昭和)としては、ごく一般的な家庭だと思いますが、大西さんは、経済的には裕福でない家だったと折に触れて語っています。

大西さんの周りにはエリートでお金持ちの人が沢山いたのでしょうね。

大西順子さん:学  歴

東京都立国立高校卒業

大西さんは、高校の教科の中で興味が持てるものがなく、強いて言えば音楽。それも、洋楽やジャズを深めたいと思っていました。

1998年 バークリー音楽院を主席で卒業

大西さんは、高校卒業後すぐに、バークリー音楽院に留学することを選んだのですが、両親は猛反対、説得というよりもぶっちぎって行ってしまったという感じなのだそう。

丁度その時に、お兄さんがアメリカへ留学(MBI取得のため)することになったため両親を説得できなくてもそのまま勢いで渡米したのです。

ゆきの

MBAは、Master of Business Administrationの略で、日本では経営学修士と呼ばれ、経営学の大学院修士課程を修了すると授与される学位。

お兄さんは、とても優秀な方なんですね。

このお兄さんがあって、大西順子さんの基礎が出来上がったんです。

お兄さんに感謝です🎵

 



大西順子さん:ピアノを始めたきっかけは?

それは、大西順子さんが4歳ぐらいの時のお話しです。その当時、大西さん家族は、自衛隊の官舎に住んでいました。

上の階に住んでいたお嬢さんがピアノを習っていて、そのピアノを聴くのが大好きで、大西さんはしょっちゅう上の階のお宅に遊びに行っていたそうです。

そうしたところ、その家のお母さんが、「そんなに好きなら、ピアノを習わせてあげれば、、」と親に話してくれたのだそうですよ。

よその家の人にそういわれたら親としては、やらせないわけにいかなくなりますわ、、、。

でも、始めは、ピアノが続くかわからないということで、オルガンをレンタルしたそうです。そうしたろころ、ずっとそこから離れないので、結局はアップライトピアノを買うことになりました。

アップライトピアノが来たら、大西さんは、余計にピアノから離れなくなり、ピアノに鍵をかけられたこともあったそうです。

さくら

えっ!?そこまでされていたなんて~。

本当にピアノが大好きな女の子だったのですね。



大西順子さん:小学生時代は?

小学校の終わりぐらいに映画『ブルース・ブラザーズ』(1980)を観たことが、大西さんが洋楽へ目覚めるきっかけとなりました。

『ブルーズ・ブラザース』には、ソウルの神様と言われる大物が出演しているのです。大物とは、ジェームズ・ブラウン、アレサ・フランクリン、レイチャールズなど。

大西さんは、特に「ジェームズ・ブラウン」の歌声に脳天から痺れたそうです。「アレサ・フランクリン」の声も好きなのだと言います。

それから、R&B(リズム&ブルース)などの洋楽をよく聴くようになっていきました。

いぶき

この時代って、映画を小学生から見ている人ってあまりいなかったと思います。特に、アメリカ映画をね。大西さんは、こんな経験もあり、小さい頃から、将来はアメリカに行ってみたいという憧れを抱くようになったのでしょうね。



大西順子さん:高校時代は?

大西順子さんは、親からお金がかかる音楽大学には行かせられないと言われ、東京都立国立高等学校に進学します。(国立高校って、ユニークな人が多い学校ですね~。)

ですから、日本の音大へ進む道は、この時には選択肢としてはなかったのですね。大西さんは、「自分の家はお金持ちではないので、、、。」とよく言っています。

そして、高校時代には、なんと、ピアノはもう封印されており、(すごすぎです(^^;)そのため、大西さんは、友達の家にピアノを弾きに行っていました。

そのお宅は自由な雰囲気で、国立高校の中でも個性的な人たちが集まってくるたまり場だったそう。

なっち

大西さんは、高校時代を満喫していたんですよね。

個性派揃いの友人たちに囲まれて、学業以外の交流があるっていいですよね。

古き良き時代になってしまったかな~。

 

大西順子さん:ジャズピアニスト「セロニアス・モンク」との出会い!

大西順子さんは、お兄さんが持っていたジャズのレコード(アルバム)を色々と探しては聴いており、セロニアス・モンク」のレコード『ネリーと共にいる黄昏』に出逢い衝撃を受け、ジャズに開眼したのです。

大西さんは、『ネリーと共にいる黄昏』という曲が最初はわからなかったそうです。それで、何度も何度も聴いたのですって。

ひろみ

大西さんは、この難曲の何をどこまで理解しようとしていたのか、、。

高校時代の大西さんは、ジャズを聴きまくっていたそうなのです。

この大西さんの性質に共感する人って、たくさんいると思いますよ。

分野は違えど、やっぱり、そうだよな~。

何事も繰り返し行うことでしか見えてこないですものね。

いぶき

特に多感な高校生ぐらいまでの間に繰り返しやったことって、

人生の基礎を作っていくうえで大事になっていきますよね。

そして、自分が何に魅了されてはまるかって、

わからないからこそ魅力があるし、面白いことかもしれないな。

人間って、知ってしまったら、知らなかった自分には戻れないですものね。

大西順子さんさんは、ジャズを知ってしまったからもうどうにも止まらないって感じだったのでしょうね。勢いを感じます!

それでは、大西順子さんが、はまった「セロニアス・モンク」の音源を聴いてみましょうね!

セロニアス・モンクYouTube動画

『ネリーと共にいる黄昏』は奥様に捧げた曲です。モンクは、ピアノ以外のことは、何もできず、奥様に頼り切りだったそうです。

ゆい

聴いているうちに、何度も聴きたくなるような感じになってきました。

この感覚はなんなんだろう、、、。

モンクのフルアルバム

「セロニアス・モンク」は、どんな人?

セロニアス・スフィア・モンク(1917年10月10日 – 1982年2月17日)は、アメリカのジャズ・ピアニスト。即興演奏における独特のスタイルと、数多くのスタンダード・ナンバーの作曲で知られ、ビバップのパイオニアの一人と評される。〔引用:ウィキペディア〕



大西順子さん:モンクに出会ってどうなった?

大西さんは、モンクに出会ってから、友達の家のアップライトピアノで練習をするようになりました。モンクのピアノを聴いたら、ピアノが弾きたくてたまらなくなったのでしょうね。

大のモンク好きになってしまった大西さんが弾くピアノを聴いていたその中の人たちから、

「アメリカに行った方がいい!」と言われていたそうですよ。

その頃は既にもうモンクの雰囲気を醸し出していたのかなと想像しています!

そして、高校3年生の音楽の授業での「作曲」では、大西さん自身はどんな曲を書いたのか覚えていないと語っているのですが、音楽の先生からは、「君はアメリカに行った方がいい!」と、そんな好評価を得ていたのです。

その先生は、きっと、大西さんにジャズの才能と将来性を感じとっていたのでしょうね。日本の教育よりは、アメリカに行った方がいいと。

大西順子さん:バークリー音楽院へ進学を志す!

高校時代にモンクの音楽に魅了されてジャズの道へ進むことを決めた大西さんは、その準備を着々と進めていきました。

大西さん自身も、色々と調べた結果、ジャズをやった方がいいという結論に至ったそうです。

ゆきの

友達からも先生からも「アメリカに行った方がいい」と言われていたなんて、

大西さんの周りには、後押ししてくれる人たち、理解してくれていた人がちゃんといたのですね。

高校の同級生には、限られた人しか話していなかったので、後から驚かれたそうですよ。

まとめ&感想

大西順子さんは、好きなものに出会うと、たちまちその方向へどんどん進んでいく少女であり、興味を持ったことをとことん追求する性質を持ち合わせていました。

自分の進路についても、限られた人には話していたようですが、自分で調べて決めて行動するといった行動力も、高校生とは思えないと感じました。

それだけの思いがなければ、ひとりでアメリカ留学なんてできなかっただろうと思います。

今の時代ならともかく、大西さんの時代を考えると相当肝が据わった女性だったと思いました。

ただただ、尊敬するばかりです。

 

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