神野美伽さんの病気は、整形外科的な病気ばかり。首から足先まで全てなのですから。いくら気丈な美伽さんでも、不安になることもあったことと思います。いくつもの危機を乗り越えてきた美伽さん。今回の両足の手術では、さすがに不安を覚えたといいます。この記事では、そんな美伽さんの病気との闘いの経過をまとめていきますね。
神野美伽さんは、足・頸・腰の病気との闘いながらのステージ生活が続いていた
2019年04月22日の日刊現代ヘルスケアの記事に衝撃の事実が、
神野美伽さん:「骨の手術5回目 神野美伽さんリスフラン関節症との闘い語る」と。
美伽さんは、なんと、過去に5回も手術をしていたのですね。
そんなに何回もの手術を受けてみえたとは知りませんでした。
それだけ、自分の身体に負担をかけていたのでしょうね。
神野美伽さんの手術歴に驚きます
2002年 左膝の半月板と軟骨を損傷して手術、
そして、
翌年の2003年に同じ部位(左膝の半月板と軟骨)を痛めて手術。
次は、
左手小指の付け根と、親指から手首にかけて内軟骨腫(腫瘍)ができ2度切除。
そして、2018年夏には、特に何をしたわけでもないのに、
第12胸椎を骨折し、1カ月半ほどコルセットを装着することに。
美伽さんは、このように、次々と整形外科的な疾患で治療をされていたのです。
美伽さんは、「骨が弱いのか?」と思い、骨密度を調べたそうですが問題はなかったそうです。
しかし、それからは、毎日、骨を作る注射を打ち、
また、骨の周りの筋肉を鍛えて骨をプロテクトしようと、加圧トレーニングを始めたそうです。
そんな努力をしてきた美伽さんですが、
2018年12月20日に「リスフラン関節症」のため両足を同時に手術
リスフラン関節症とは、どんな病気なのでしょうか?
「足の甲が腫れている、体重をかけると足の甲が痛い」というのが初期の症状です。
長期間放置しておくと、
関節炎が重症化し骨棘(こっきょく)ができて、足の甲の骨が出っ張ってきます。
「リスフラン関節」とは?
5本の中足骨(足指の骨)それぞれと足の甲の骨の間にある関節のことで、 足の全体構造の中心であり、 その中でも、2趾(人差し指)のリスフラン関節は、足全体の頂点となる非常に負担の大きな部位なのです。 ですので、外反母趾(足の親指が外側に曲がってしまう)などの疾患で母趾(親ゆび)に体重がうまく乗せられないような状態になると、 特に2趾(2番目の足のゆび)のリスフラン関節に大きな負荷がかかってしまい、強い炎症が起こってしまいます。 自然治癒は期待できないので、重症化する前にきちんと検査を行う必要があります。 |
外反母趾などの足のトラブルも放置せずに必要に応じて受診した方がいいですね。
神野美伽さんのリスフラン関節症の発症~手術~回復までの経過
神野美伽さん:2017年頃から何が起こっていたの?
美伽さんは、2017年頃から左足の痛みがあったのです。
〔どんな症状だったの?〕
少し長く歩くと左足の甲が痛くなる。 徐々に左足が変形し甲の骨が出っ張り、足の裏側の土踏まずの方も腫れてきた。 歩くたびに体重が乗るため、土踏まずも痛むようになってきた。 |
それで、病院受診をしたら医師に手術を勧められたんですって。
でもね、仕事が忙しく手術する時間が取れずにいて、痛みをこらえながら仕事をしていたんだそう。
美伽さん、相当無理していたんですね。
涙ぐましいです、、、、。
神野美伽さん:2018年12月20日には?
美伽さんは、全身麻酔で4時間の手術「骨髄液を採って足の骨に注入し、ボルトで固定」をしたのです。
もともと左足が痛く、左足をかばううちに右足にも負担がかかり、
術前検査で、右足の脱臼も見つかり、両足を同時に手術することになったのです。
両足同時の手術なんて、大変だったと思います。
聞くだけで怖くなります。(>_<)
神野美伽さん:2018年12月21日には?
手術後1日目からリハビリ開始
手術翌日から足を下げ、立ち、一歩踏み出すというリハビリを実施。
美伽さんは、「赤ちゃんのようなリハビリ」と語っています。
今は、リハビリは術後一日目からスタートするのが普通です。
早期リハビリ、早期離床なんですよ。
もうこうなったら、リハビリを頑張るしかないものね!
美伽さんは、とっても頑張り屋さんだから努力することに関しては全然問題なしですよね!
神野美伽さん:2018年12月23日には?
術後3日目 歩行器でソロリソロリ歩けるようになった。
素晴らしい!!!!!
神野美伽さん:2019年1月6日には?
術後17日目です!神野美伽さん、おめでとうございます!退院です!
美伽さんは、この時には両松葉杖で歩けるようになっていました。
しかし、退院時には、まだ、両足の指は全指の一本一本に包帯を巻いて
ガチッと固めており、足は踵しか地面に着けられない状態であったそうです。
美伽さんは、「ドラえもんの足のような状態」であったと表現されていました。
神野美伽さん:2019年1月27日は? 術後1か月と7日経過!
なんと、美伽さんのステージ復帰です!
ステージへの復帰が早いですね。驚きました!
神野美伽さん:2019年3月は? 術後3か月
なんと、約1カ月間にわたる長期公演でした!
美伽さんは、「大阪新歌舞伎座で開場60周年記念特別企画」を乗り切ったんです!
公演の最初の1週間はあちこち痛くなり大変で、
毎晩、公演後、宿泊先に理学療法士さんに来てもらい
夜10時半ぐらいまで2時間リハビリを受けていたそうです。
この公演を乗り切ったことで美伽さんは、自信をつけたそうです。
美伽さんの頑張りには驚かされますね。
神野美伽さんが受けたリハビリの内容は?
神野美伽さんが理学療法士さんから指導を受けたのは身体の使い方
美伽さんは、リハビリを積み重ねて自分の身体全体が明らかに変わったと語っています。
自分の身体の使い方に問題があったと気づいたのだそうです。
具体的には、今まで、ステージに立って歌う時、
体重を草履の前の方にかけて、踵は着けずにリズムを取っていました。
これは、足の指に相当負担がかかる姿勢ですものね。
しかし、美伽さんは、そのほうが声が出やすいと思っていたのです。
そうではないことを、理学療法士さんたちとリハビリに取り組んで気付いたと語っています。
神野美伽さんが理学療法士さんから受けた発声方法とは?
発声方法についても、理学療法士さんから、指導があったのです。
「重心をもっと後ろにして、腹圧を使って声を出す方法にトライしてみませんか?」と。
美伽さんは、腹筋を固く絞るのではなく、お腹を膨らませながら声を出す方法を
はじめて、実践してみたところ、そのほうが足への負担が少なく、喉も疲れず、
声の響きも豊かに変わってきたそうなのですよ。
素晴らしい理学療法士さんと出会えてよかったですね。
普通は、ボイストレーナーが発生方法を教えると思われますが、美伽さん程の実績があると指導しづらいと思うので、この時に歌う姿勢や発声方法の改善に取り組めたことは本当にラッキーだったと思います。
私は、もともと、お腹を膨らませる腹圧式の発声方法を習っていたので、美伽さんが腹筋を使っていたことに驚きました。
歌好きな方がいらしたら、ぜひ、この腹圧を使っての発声をしてみてください!
歌が上手になりますよ。
神野美伽さんのリハビリの効果は?
リハビリのおかげで、美伽さんのステージへの復帰は予定通りにいき、
乗り切ることもできたため、自信がついたのだそうです。
美伽さんは、それ以後も、週2、3回リハビリ施設に継続的に通い、自分でも毎日リハビリに取り組んでいるのです。
リスフラン関節の骨は、しっかりとくっついてはいないそうですが、リハビリを積み重ね、身体全体が明らかに変わってきていることを感じているそうです。
美伽さんが長年抱えていた膝の痛みは、殆どないということです!
また、股関節は柔らかくなり、肩甲骨や首の痛みも改善したとのこと。
ケガの功名で、身体全体が良くなってきたのだそうです。
熱心なリハビリの成果ですね。(*^-^*)
手術後の神野美伽さんの思いとは?
18歳でデビューして35年、ずっと休まずにやりたいことを全部やってきました。
でも、年齢を重ね、病気をしたことで、いつまで人前に立てるのか。
お正月を病院のベッドで過ごしながら、今回初めて不安や恐怖を覚えました。
だから、休息を取ってゆっくり考えることができてよかった。
結局、心と体が良い状態であることが一番大事。
その状態をしっかり自分でつくって、
世の中や自分自身が変わっても自由な気持ちで歌っていこう。
そう腹をくくれました。・・・と語っています。
神野美伽さんは、本当に歌うことが大好きなのでリハビリも頑張れるのでしょうね。”自由な気持ちで歌っていこう”と思ったという美伽さん。
神野美伽さんのこれからの活躍を楽しみにしていきたいと思います。
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