富田心さんといえば、BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー2020弦楽器部門にて日本人初の優勝!日本でもデビュー!今、注目のバイオリニストです。そんな、バイオリニスト富田心(こころ)さんは、幼少時、どんな学校に通っていたのでしょうか?
”心(こころ)”という名前の由来は?この記事を読むと、そんな、プライベートな情報を知ることができます。10月16日(日)のリサイタル・パッシオの放送内容の情報を盛り込んでお伝えしていきたいと思います!
*Spoiler!*
Winner of the String Category Final of #bbcyoungmusician is….
Coco Tomita!
Huge congratulations to Coco. And thanks to all our incredible strings finalists who were just so inspiring! pic.twitter.com/snDLaxwtkH— BBC Young Musician (@BBCYoungMus) June 1, 2020
富田 心(こころ)さん バイオリニストのプロフィール、生まれ、出生地、コンクール歴、活動歴など
2002年岡山県生まれ。
生後6ヶ月で渡英し、4歳よりヴァイオリンを始める。
2010年、最年少の8歳でアンドレア・ポスタッキーニ国際ヴァイオリンコンクール(イタリアのフェルモ市にあるテアトルで開催)カテゴリーA 3位受賞。
10歳でロンドンのカドガンホールにてデビュー。
カドガンホールってどんなホールなのかなと思い調べてみたら、とっても素敵!カドガンホール(950席)には、常駐音楽アンサンブルとして、ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団(RPO)が活動しているんです。
富田心さん:12歳の時の演奏動画
10歳でデビューした心さん、Coco Tomita として舞台に立ち堂々と演奏されていますね。
サラサーテのチゴイネルワイゼン、とっても素敵です。 (*^-^*)
富田心(Coco Tomita)さん:14歳の時の演奏動画
富田心さんが、ユーディ・メニューイン国際コンクールに出演した時の動画だと思われます。このコンクールは、2016年に開催されており、その結果を調べてみましたが入賞はされていないようでした。
ユーディ・メニューイン国際コンクール(ユーディ・メニューインを記念する若いヴァイオリニストのための国際コンクール、Yehudi Menuhin International Competition for Young Vionlinists)は、イギリスで開催される音楽コンクール。
“for Young Violinists”と名称にあるように、ヴァイオリン部門のみのコンクールであり、22歳以上の者は出場できない。
イギリスの有名なヴァイオリニストであるユーディ・メニューインが1983年に創立しました。
〔ウィキペディア引用〕
2017年、イーストボーン交響楽団ヤングソリストコンクール優勝。(イギリス)
2019年、ウィーン国際音楽コンクール(オーストリア)、ベルリン国際音楽コンクール(ドイツ)共に金賞受賞。
カール・フレッシュアカデミー(ドイツ)にてカール・フレッシュ賞を受賞。
カール・フレッシュは、ハンガリー出身の世界的バイオリン奏者で演奏法の著作者で名教師であったそうですよ。
2020年、BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー2020弦楽器部門優勝。
以来、こころさんは、英国を拠点にイタリア、オーストリア、オランダ、カナダ、スイス、スペイン、ドイツ、ベルギーでソロや室内楽のコンサートを行っています。
これまでに、サウスバンクシンフォニア、イーストボーン交響楽団(イギリス)、バーデン=バーデンフィルハーモニー管弦楽団などと共演し、好評を博しているというのですから、スゴイ実績ですね~。 (^^♪
富田心さん:18歳の時の動画は妹さんとのDuo (^^♪
姉妹デュオ Coco(18歳)&Yume(12歳) とは、凄いですね~。
富田心さんには、6歳年下の妹さんがいて、2人ともバイオリンをされているとは、どんな家庭なのでしょうか。
富田心さんは音楽一家?妹の夢さんのピアノ伴奏しているのは誰?
この動画には、富田寛(かん)さんがピアノを弾いています。
このピにストの富田寛さんとは?
調べてみたところ、日本でのリサイタルが2009年4月18日に白寿ホールにて開催されていました。
お父様なのでしょうか?
なんとお父様でした!
富田家は音楽一家なのですね~。
でも、お母さまはどんな人なんでしょうか?お母さまも音楽家であるそうですが、動画には出てきていませんね。撮影担当なのかもしれないですね。
富田心さん:19歳の時の演奏動画(2021)
この動画でピアノを弾いているのは、お父様である富田寛さんで、譜めくりをしているのは、妹の夢さんですね~。素敵な家族ですね~。ひょっとしたら、お母さまが撮影されているのかしら。
富田心(ここ・とみた)さんの演奏に心を奪われました!!!
NHK-FM リサイタルパッシオで放送された曲目をご紹介します。 (*^-^*)
「子供の頃の印象」は、元々はバイオリンとピアノのための曲ですが、一曲目の吟遊詩人だけは、無伴奏ヴァイオリンで演奏されてます。
こころさんは、この曲の、即興的な部分に本当に憧れ、コンサートのオープニングやアンコールでよく演奏しているそうです。
吟遊詩人(ぎんゆうしじん)って、中世の時代に、詩曲を作って各地を回って演奏した人たちなのですが、作曲者のジョルジュ・エネスコがルーマニア出身ということもあり、ルーマニアの民族音楽の影響を受けていることを感じました。
こんな選曲ができるのも、イギリス育ちであり、ヨーロッパを中心に活動している富田さんだからかなって思いました。
グリーグ作曲、バイオリン・ソナタ 第3番 作品45から 第2楽章、第3楽章
この曲も、素敵です!
ラジオから流れるバイオリンの音色がこんなに素敵だということは、生演奏はどれ程いいか、、、。と想像しているところです。
心(こころ)という名前を命名したのは誰?
私の名前は、実は、父方の祖母が、心が豊かで美しい人になるようにという願いを込めて、名付けてくれたそうです。
それで、みんなからは、覚えやすい”Coco ここ” というニックネームで呼ばれるようになり、実際に、イギリスやヨーロッパ各地において、「ここ・とみた」として活動しています。
”ここ”というニックネームは、とっても響きもよくて、
外国の方も覚えやすい名前ですよね。
富田心さんのイギリスでどんなふうに育ったの?
富田こころさんは、0歳児の頃からイギリスに渡り、3歳からヴァイオリンを始めましたが、その頃の思い出は記憶に残っているのでしょうか?
富田さんは、3歳頃の記憶は全くなく、最初にバイオリンを習った先生のお宅の漢字くらいは覚えているとラジオの中で話していました。 (*^-^*)
そして、次に習った先生のレッスンでは、ホントに緊張して何も言えなかったことを覚えているそうです。
その先生は、高齢の女性の方でとても立派な方だったそうですが、富田さんは、その先生のレッスンを頑張って受けたいと子どもながらに思っていたと話されていて、頑張りたいという気持ちでいっぱいで、緊張は全然とれなかったそうです。
なるほど~。
こころさんが素敵な先生のご指導のもと、一生懸命バイオリンのレッスンを受け成長していく様子が目にくっきりと浮かびました。 (*^-^*)
何も言えなかったことを記憶しているといいうこころさん。
小さいながら、きっと、先生に伝えたいことが沢山あったのでしょうね~。
小さい頃は、言葉で気持ちを伝えることって難しいのですものね。
富田こころさんが通った「音楽学校」ってどんな学校なの?
富田心さんは、イギリスのサリー州にあるメニューイン音楽学校に9年間通ってました。
この学校は、生徒が全部合わせて80人くらいで、本当に小さい学校でした。
ですので、できた友達は、みんな家族のようだったそうです!
ユーディ・メニューイン音楽学校、イギリス・サリーにある音楽学校である。
1963年、世界的ヴァイオリニストのユーディ・メニューインにより設立された。
8歳から18歳までの約60人の生徒が在籍する。
最低1つの楽器(弦楽器かピアノ)を非常に高いレベルでマスターし、通常の学業はもちろんのこと、特にクラシック音楽の演奏技術に対する研鑽を積むことを目標としている。
〔ウィキペディア引用〕
ユーディ・メニューイン音楽学校ってどんな学校なのでしょうか?
その実際が知りたいですよね。
富田こころさんは、どんな生活を送っていたんでしょうか?
この学校は、ボーディングスクール(Boarding School:全寮制の学校)で、みんな生徒がそこに住んでいるのですが、心さんは、家から車で15分くらいの距離を毎日両親に送り迎えをしてもらっていたそうです。
朝が早く、7時45分ぐらいに学校について、まず、バイオリンの練習から1日が始まるのだそうです。
もちろん、授業を受けたり、練習の時間があったりと、結構ハードなスケジュールが組まれており、こころさんは、そんな毎日を過ごしていました。
こころさんは、毎日がそんな感じで大変だったのですが、それでも、たくさんの友達と一緒に音楽を共有できることが本当に素敵だなと思って過ごしてきたそうで、ラジオ番組の中では、その当時を振り返り語っていましたよ。 (*^-^*)
ユーディ・メニューイン音楽学校は、イギリス人の学生さんが多かったんですか?
富田さんが通っていたユーディ・メニューイン音楽学校は、とても国際的で、いろんな国の人が音楽を勉強するために集まってきていたそうです。
色んな国の友達に囲まれて音楽が学べるって素敵ですね~。
きっと、ハードな生活もある反面、そういった楽しい面もあり、充実した学校生活だったのでしょうね。
富田心さんの現在は?ドイツの音大で学んでいます!
富田心さんは、2021年の春からドイツのベルリンで一人暮らしをしています。
こころさんは、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で、更なる研鑽を積んでいるのです!
そして、ソリスト室内楽奏者として各地の舞台に立っておられます!
こころさんによりますと、ベルリンは本当に魅力的な街で、特に音楽を勉強してる学生にとっては、歴史が詰まった町で音楽もアクティブなので、本当に素敵なんだそうですよ!
一人暮らしということもあって色々大変な面もあるかと思いますが、
食事などはどうしているのかな?
こころさんは、一人暮らし始めて、少しずつ料理を覚えているそうです。
そして、こころさんは、何といっても日本食が大好き!
ベルリンは、ベトナム料理も美味しいし、インド料理も 気に入っていて友達と食べにいっているそうです。
ベルリンは、食べ物には全く問題ないところなんですね。
2020年に BBC ヤングミュージシャン of the Year の弦楽器部門で優勝した時の心境はいかに?
こころさんは、「”びっくり!”でしたね。ほんと。」とコメントしました!
そして、続けて心さんは、「弾いたばっかりでもあったので、音楽しか考えてなくて、その時は。名前が呼ばれた時は、えっ!と思ったんですけども、その事実が染み込んだ時、本当に嬉しい気持ちしかありませんでした。」
”その事実が染み込んだ時”という表現がとっても素敵だなと思いました!
BBC (イギリスの公共放送局)が主催するコンクールは、イギリスではかなり注目度の高いコンクールと言われていますが、やはり大きな反響があったのでしょうか?
ありがたく、 CD デビューのオファーをいただいたり、イギリス国内の音楽祭でほんとにたくさん呼んでいただいたり、演奏の活動をもとに一気に増えました。
またそのおかげで、日本でデビューコンサートを開くことできたことを本当に嬉しく思っています。
富田心さん 日本の好きなところや好きな場所は?
こころさんは、日本での生活の経験がないというふうに聞いてるんですけど、今回、演奏会等で日本に来てみて、いろんな発見や感じたこともあったかと思うのですが、日本の好きなところや好きな場所はありますか?
富田こころさんは、「日本にずっと憧れていて、住んだことないのもあって。特に好きなのは食事と人の優しさ。そして、本当に風景が綺麗だなってよく思うんです。4年半ぐらい前に日本に帰った時は、家族で登山に行ったんですよ。両親と、祖父がメインに結構登山が好きで燕岳を上まで登ったんですけど、そこでみた夕焼けの景色をもっと思い出に残ってます。」とお話しされました。
富田心さんの情熱のモーメント:どんな曲?
ゲストの方に今最も熱い思いを抱いている曲や人生に影響を与えるほどの感動をもたらした作品をご紹介頂くというコーナー。
こころさんは、この曲のどんなところに魅力を感じるのでしょうか?
こころさんは、シンプルなメロディーだけどバイオリンを輝かせてくれる曲だと本当に思っていて、コンサートのアンコールとかでもよく弾くのだそうですよ!
お客さんからも”素敵な曲ですね!”って言ってもらえることが多いと話していました。
ドビュッシーは、やっぱり本当に魅惑的な作曲家で、今後ヴァイオリンのソナタにも是非挑戦したいなと思っていると語ってくれましたよ!
私は、こころさんのバイオリンの音色に感動しました!
選曲もとっても良かったです!
リサイタルパッシオの聴き逃し期間は、1週間です。
こころさんと司会の金子さんとのお話しが楽しく、
本当は、もっとお話しが聴きたいなと思ってしまったわたしです!
最後までお読みくださりありがとうございました。
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