羽生結弦,天才の孤独を感じる,清塚信也さん編曲,サン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」の魅力!

羽生結弦さんにとっての清塚信也さんは、ひょっとしたら命の恩人ぐらいかもしれない?そうなんです、羽生結弦さんは、一番落ち込んでいた時に、清塚信也さんのピアノ曲で滑ったら生きる力が沸いてきたというのですから。

羽生さんは、誰にも相談することができないような、そんな心を癒してくれるのもスケートなんですね。それは、とてもスゴイ体験だったことでしょうが、天才ゆえの孤独、孤高のスケーターなのかもしれませんね。 (>_<)

この記事では、そんな孤高の天才スケーター羽生結弦さんが、現役時代に氷上で完璧な舞いを披露し、聴衆を魅了した「序奏とロンド・カプリチオーソ」について振り返りまとめてあります。

羽生結弦さんと音楽を担当したピアニスト、編曲家である清塚信也さんにとっても、かけがえのない芸術作品となりました。

しかしながら、音楽の力ってすごいですよね!

清塚信也さんとしても、自分の音楽にそんな思いを抱いてくれたということが編曲家としての生きがいにも繋がったことは間違いない事実であると思います。

羽生結弦さんは、選手生活を引退しプロへ転向しましたが、8月27日の「愛は地球を救う」テレビ番組にて、この「序奏とロンド・カプリチオーソ」の舞いを披露し大絶賛されていました。

羽生結弦さんのこれからのますますのご活躍を期待したいですね。 (*^-^*)




羽生結弦:2022年オリンピック出場を見据えて勝負をかけた曲がサンサーンスの序奏とロンドカプリチオーソ

サンサーンスの「序奏とロンドカプリチオーソ」

この曲は、サラサーテのために書かれたバイオリンとオーケストラのための作品です。

曲紹介については、記事の後半に記述しましたので、後ほど、お読みいただければ幸いです。

羽生結弦さんの天才ぶりが際立った「序奏とロンド・カプリチオーソ」

羽生結弦さんの「序奏とロンド・カプリチオーソ」は、とても芸術としての完成度が高い作品に進化してきました。

羽生結弦さんのファンの方のブログやYouTube動画を拝見させていただいていると、初演から現在に至るまで、その芸術性が進化しつづけているというのですからすごいものです。 (゜o゜)

それぞれ、ユーチューブには、比較動画まで出現しています!

私も、その比較動画を鑑賞!そして、羽生結弦さんの進化を堪能させていただきました。

さて、この作品は、ピアニストで編曲家でもある清塚信也さんが担当しました。 (*^-^*)

「きよりん」こと清塚信也さんです。🎵

羽生結弦さんから、清塚信也さんにロンカプの編曲をお願いしていた!

この情報も、ファンの方であれば、知られた事実なのかもしれませんが、羽生さんは、「序奏とロンド・カプリチオーソ」を、以前からピアノ曲で滑りたいと思っていたそうなのです。

羽生結弦さんは、この「序奏とロンド・カプリチオーソ」に相当魅かれていたんですね。

この曲は、とっても情熱的でドラマチックで華がある曲ですし、苦難な道を乗り越えていくような曲想がとても魅力的な曲だと思います。

この作品が、羽生結弦さんからのオファーから始まったとは、はじめて知りました。 (゜o゜)

フィギュアスケートって、選手自らがどういう作品を創りたいのかという具体的なイメージを持ち、それをカタチにしていくところから始まるんですね~。

技術を磨くことはもちろんのこと、そういいった感性の部分がが大事なんだなとあたらめて感じ、自分がイメージする音楽家を積極的に見つけていくことも大事なことなんだと知ることができました。

羽生さんの熱いオファーに答え、清塚さんも、すごく意気込んで制作されたのでしょうね。

清塚信也さんの喜んでいる姿が目に浮かびますよ~。

清塚さんのピアノの調べと羽生さんの氷上での舞いが見事にひとつになって、世界中の人を魅了する作品になったのですから。

アーティスト同士のコラボ作品ですね~!!!

清塚信也さんのTwitterに編曲している時の気持ちが綴らていた!

清塚信也さんがTwitterに投稿した文章を読むと、このショートプログラムの曲をアレンジしている時に、作曲者であるサン=サーンスが天才過ぎて孤独であり、それを、まさに、羽生結弦選手と重ね合わせていたようなのです。

きっと、羽生結弦さんも、孤独との闘いだっただろうと思うのです。

羽生結弦さんは、サン=サーンスのことをどれ程知っていたのかな?

羽生さんも、サン=サーンスの音楽から、自分の人生と似たようなものを感じとっていたのかもしれない、、って思いました。

ビビビってくるものがあったんでしょうね。

清塚さんは、アレンジをしている時に、羽生さんが演技をしている姿を想像して涙が出てくるなんて、、、。アーティストは感性豊かですよね。

そして、清塚信也さんはきっと、羽生結弦さんの歩んできたスケート人生や滑りまでも知り尽くしていたのかもしれません。

時間との勝負であるショートプログラムの編曲は、編曲家としての見せ所かなと思うので、最大限に羽生さんの魅力を引き出す音楽を創ろうって感情移入が激しかったのかなと想像しています。

羽生結弦選手の魅力をどう引き出すのか?

羽生結弦選手の芸術性をこの曲をどのように使用して弾き出していくことができるのか?

そんなことを考えながらのアレンジだったのかな。。。なんてね。

いやいや、無心だったかもしれませんけど。 (^^;

今回、清塚信也さんは、羽生結弦さんの演技が終わった時に、「何かを鑑賞して、初めて、子供の頃のように純粋に涙が出ました。心より感謝と敬意を」と綴ったそうです。

そんな感動を味わえるなんて最高です!

現在の清塚信也さんは、現在、ますます活躍の幅を広げています。

今後も、こういった、コラボをもっとしていって欲しいと素直に思うのであります。 !(^^)!



羽生結弦さんは天才!音楽の解釈で10点満点「序奏とロンド・カプリチオーソ」

羽生結弦さんの「序奏とロンド・カプリチオーソ」は、略して”ロンカプ”

人々の心を揺さぶり続ける”ロンカプ”

羽生結弦さんは、どんな音楽の解釈をしていたのでしょうか?

とっても気になります。

羽生結弦さんの「ロンカプ」の初演はいつだったの?

この「ロンカプ」の初演は、2021年12月の全日本選手権(さいたまスーパーアリーナで開催)でした。

その時に、羽生結弦さんは、1位を獲得しています。

そして、音楽の解釈で10点満点を出していたのですね。

「音楽の解釈」って?それって点数化されているんだ!

フィギュアスケートに疎い私ですので、早速、調べました。 (*^-^*)

「音楽の解釈」は、演技構成点は5項目の中にあります。

表現力を示すのが、「演技構成点」です!

演技構成点は①スケートの技術 ②技のつなぎ ③演技表現 ④振り付け ⑤音楽の解釈の5項目で構成されています。

そして、各項目が10点満点として、0.25点刻みで評価します!

技術点との大きな違いは、満点が存在するということです!!!

完璧の出来ならば、5つの項目全て10点になります!!!

これって、芸術性に上限があるということでもあるのですね~。

演技構成点は、音楽の世界観にふさわしい演技をしているかを評価され、ダンスのうまさ、表情、スケート技術の高さなどもすべて得点に換算されるとのことです。

今現在の滑りにおいては、満点以上であり、もう、点数のつけようがないといったところなのではないでしょうか?

羽生結弦さんにとってみれば、ここの部分を極めていきたいと思っているのでしょうから、上限があるということは、励みにはならないですものね。 (>_<)

既に点数化できないところまで来ている羽生結弦さんの芸術性!

本当は、そういった部分に点数が反映されるようになるといいと思いますね~!

音楽の解釈といった点では、人生100年時代、これからも、曲の解釈は変化していくものだと思うので、同じ曲、振り付けであったとしても、その時々で、伝えたいことも変わってくることでしょうから、プロスケーターに転身してからの表現を楽しみにしていきたいと思っています。

芸術は、これで終わりということはないのですから。

ショートプログラムの演技の時間は、2分50秒以内

この2分50秒以内の演技で、何を表現していくのか?

ピアニストであり編曲家でもある清塚信也さんの腕の見せ所といってもいいですね。

ホントに、ドラマチックな編曲となっていますね~。

わたしは、清塚信也さんが、どの部分を使って盛り上げようとしているのかを確かめたくって動画を何度も見ましたよ。 (*^-^*)

曲の始まりから、静かな情熱を感じ、そして、徐々にその情熱が盛り上がっていくのですが、そのリズムの揺れ動く中に、様々な感情が見え隠れします。

切なさ、孤独な自分との闘いなど、、、そんな羽生結弦選手の歩んできた道を表現しているようにも感じました。

事実、羽生結弦さんは、以下のような音楽の解釈をしています。

「自分たちの過去がありつつ、それが原動力となって前に突き進む。自分が夢をつかみ取るっていう物語。被災された方々にとっては、復興の道じゃないですけども。記憶たちとともに前に進んで行くんだみたいなことが届けられると、自分の滑った意味があるかなと思います。

そんな羽生結弦さん。

羽生結弦さんにとって、震災と復興は人生そのもの。

ご自身の自宅も被災しスケートを続けていくことにも自問自答していたのですから。

そこから、まさに、羽生さんのスケート人生がスタートしていったのですから。

そんなところが、表現の原点となっているのですね。

瞬間の芸術である音楽と舞い。

音楽の解釈は、その時々で変化してくるものだとも思います。

ですので、今の滑りと表現は、今の羽生結弦さんを表現していて、その表現の変化などから、わたしたちは、感動を覚えるのです。

しかしながら、音楽は録音したものなのでしょうから、それを感じさせないってすごいことですね。

音楽自体が生きているという感じ。

初演の時は、審査員さんたちも、審査を忘れて魅了されてしまっていたのではないのかしら~。

ホントのところは (*^-^*)

そして、この曲の世界観をだして滑り切れるのは、まぎれもなく、羽生結弦選手しかいないってこともガッテンしました!

今回、3回目の滑りとなったこのロンカプですが、また、見ることができるといいな~。

できれば、ショートプログラムよりも演技時間が長いもの(別バージョン)が見てみたいです!

それはなぜかって?

私としては、ショートプログラムって、競技のためのものであると思うので、原曲のサビの部分だけを使ってコンパクトに仕上げざるを得ないところがあると感じています。

ですので、羽生さんには、時間に縛られない芸術作品として、新しいジャンルを構築して欲しいな~、、なんて思っているのです。



『序奏とロンド・カプリチオーソ』ってどんな曲?難曲だって本当?

序奏とロンド・カプリチオーソ』イ短調 作品28は、カミーユ・サン=サーンスが作曲したヴァイオリンと管弦楽のための協奏的作品。ピアノ伴奏版でも演奏されています。

名ヴァイオリニストのパブロ・デ・サラサーテのために書かれたものです。

スペイン出身のサラサーテにちなみスペイン風の要素が取り入れられている曲となっています!

この曲は、初演当時から広く支持されてきましたが、現在でもサン=サーンスの最も人気のある作品の一つとなっています。

わたしも、大好きです。

この曲、 (^^♪

でも、超難曲でバイオリニスト泣かせの曲のようです!

それは、サン=サーンスは、バイオリニストではなくて、鍵盤奏者であるからだそうです。

作曲家がバイオリニストの場合は、難しそうな曲でも案外弾きやすかったりするそうですよ。

バイオリニストの高木凛々子さんの演奏でお楽しみください。🎵

赤いドレスもこの曲に似合っていますね~。 (*^-^*)

Haruharu笑顔

フィギュアスケートで使われている音楽、演技の時間が限られる中、その曲のどの部分を使用して魅せ場を作っていくのか、原曲の演奏を聴き、あらためて、編曲家のお仕事について知ることができました。
清塚信也さんは、色々な音楽を知っているので、どの音楽のどの部分を使うと、羽生さんの良さを引き出すことができるのかという、そんな引き出しをたくさん持っているのだと思います。
これから羽生さんがプロとして活躍するようになってからも、「羽生さん&清塚さん」のコンビで、また、芸術の可能性に挑戦していって欲しいなと願っているところです。

最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。

 

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