梅本貴子さん,クラリネット奏者,リサイタルパッシオで人間味溢れる魅力全開(^^♪

クラリネット奏者 梅本貴子さんをご存じですか?

梅本貴子さんは、40代で出産し現在2歳の娘さんを育てながら、関西フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者を務めている素敵な方です!

この記事では、そんな梅本貴子さんのプロフィールだけでなく、音楽への情熱や出産にまつわる驚きの事実などを知ることができます🎵

わたしは、9月11日(日)に放送されたNHKFMのリサイタルパッシオを聴いて速攻、梅本貴子さんのファンになってしまいました🎵 

リサイタルパッシオは、気鋭の音楽家達による情熱あふれるライブパフォーマンスと楽しいおしゃべりをお届けするというとっても素敵な番組です。私が楽しみにしている番組のひとつです。今回も、大阪ホールから公開収録されたものでした。




梅本貴子さんのTwitterに素敵な3ショット写真が出ていました🎵

梅本貴子さんは、現在、40代でいろいろチャレンジの年なんですね~!

これは、司会の金子三勇士さんを囲んで、梅本貴子さんとピアニストの沼光絵理佳さんとの3人の写真ですが、素敵な笑顔ですね~。とっても幸せそうな雰囲気ですね~🎵

音楽家の方って演奏前にトークするって大変なことのようですね。 (^^;

でも、トークがあるからこそ、楽しいんです!

視聴者にとっては、トークがあっての演奏こそ、楽しめるものなのですよ。 (^^♪



梅本貴子さんの出身は?大学は?経歴は?

梅本貴子さんは、兵庫県のご出身、京都市立芸術大学を卒業されています。

第12回日本木管コンクールクラリネット部門で第3位を受賞されたほか、数々のコンクールで優勝していらっしゃいます。

現在は、関西フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者を務めていらっしゃいます。

梅本貴子さん、2歳の娘さんの子育て真っ只中!どんな苦労があるの?

2歳の子がいて、首席奏者なんて、聞いただけでも大変そうです、、、。

どんな苦労があるのでしょうか?

梅本さん、子育てと演奏活動との両立は大丈夫ですか?

やってみると結構大変!

時間に追われながら仕事をやっています。

おうちに帰るとママ業が待っているのですが、切り替えが結構厳しく、自分の練習をどこでやるかというのは、いつも工夫しながら練習をしています。

やっぱり、オーケストラの中で皆さんにご迷惑がかからないように、ご自分のレベルをいつも上げながらやっていかなきゃいけないので、そういった自分への戒めも厳しくしながら、本当に合間合間隙間を狙って、短い時間で集中、一気集中型っていう形でやっています。

大変です。緊張感がやっぱりなくなりません。毎日、、と、話をしてくださいましたよ。 (*^-^*)

スゴイですよね~、短期集中型の練習って、きっと、それは最強かもしれないですね!

自分に厳しく、他人に優しくという方であると感じました。

そして、肝っ玉母ちゃんという感じもしましたよ。 (*^-^*)

音楽家の方の日常の様子がわかると親近感がわいていいですね~。

オーケストラ団員としてのプロ根性がスゴイですよね~。

梅本貴子さんとイケメンのご主人、2歳の娘さん超かわいい!

梅本さんご一家、とっても和やかな時間を過ごして見えますね!

梅本さんのリフレッシュの時間ですね~

家族そろっての笑顔を拝見すると、安心しますね。 (*^-^*)




梅本貴子さんの2020年の2月の出産はかなり大変だった!驚きの事実が!

実は、2020年の2月というのは、コロナが始まる頃だったのですが、

それは、オーケストラの定期演奏会のリハーサルの3日目のことでありました。

梅本さんは、リハーサル中に、「ちょっと、、、やっぱり息が続かないな、おかしいなあ、、、」と思っていたそうなのです。

そして、ちょっと体に異変があり病院にいったところ、なんと、そのまま入院ということに!

ですから、着の身着のままの入院となってしまったそうなのです。

その時、梅本さんは妊娠中!

それも、妊娠8ヶ月で、あとまだ、2ヶ月お腹に収めておかないといけない時期だったのですが、母体が危ないということで、次の日に出産!というドタバタ劇になったのだそう。

母体が危ないっていうぐらい大変なことだったのに、ご本人としては、ちょっとおかしいな、、ぐらいにしか感じていなかったんですね。 (>_<)

結果はオーライという感じでよかったそうですが、、、。

2か月も早く生まれてきてしまったので、出生時の赤ちゃんの体重は、1,200gだったそうです!

2か月間は保育器に入っていたのかなと思います。

でも、本当に、母子ともに健康でよかったですね~!!!

やはり、リハーサルって妊婦さんには負担が高いのだと思います。

リハーサル中は、きっと集中して緊張していると思うので、お腹の赤ちゃんに酸素がいかなさそうですし、じっと座っているでしょうから、お腹が圧迫されて血流も悪くなって下腿にむくみも出やすいのでは、、と思います。

でも、何といっても、首席奏者なので、辛いって言っていられないですから、我慢していたんでしょうね。

妊娠継続が母体にとって危険な状態であったとは、、、、。

妊娠中毒症を起こしていたんでしょうね。 (>_<)

この時に、すぐに受診して対応してもらえたことが良かったのでしょう。

本当に、危機一髪という感じであったと思うと、相当、ご家族の方は心配されたことでしょうね。

この度、梅本貴子さんの演奏が聴けたことに感謝せずにはいられません!!!!



梅本貴子さん、出産から1年後、オーケストラ復帰!ここにも驚きの事実が!

梅本貴子さんが、オーケストラに復帰した時は、まだ、新型コロナウイルスが流行っている時でした。

しかし、少しずつですが、演奏会が戻りつつある頃だったので、仕事もちょっとずつ増えてきて会場でみなさんにお会いできる機会が増えてきたなかという時期でした。

梅本さんは、4月に復帰したのですが、復帰3ヶ月後の7月に、関西フィルの定期演奏会にソリストで海外のクラリネット奏者が来る予定だったのが、コロナで来日ができなくなり、ソリストがいない!!!ということで、「クラリネットだからどうですか?」って声を掛けてもらったそうです。

梅本さんは、復帰後すぐだったのですが、ソリストを引き受けることにし、復帰してからの3か月間でなんとか自分を取り戻したそうです。

復帰後すぐにソリストを引き受けるその心意気に脱帽ですよ!

実は、その時の本番は、クラリネットのコンチェルトとオーケストラ作品を2曲演奏する予定だったのですが、普通ならば、ソリストだけで終わるはずなのが、その時後半の演奏をしてみたかったので、オーケストラの曲も一緒に吹いてしまったということなのです!

実際、その二本立てをやってみての感想は、梅本さんとしても、無謀なことしたなって、自分で後で思ってるそうなのですが、40代の自分への目標に一つ、いっぺん、どっちもやってみようと思って、チャレンジをしたそうなのです。 (*^-^*)

この無謀ともいえるエピソードを聞き、勇気をもらった人もたくさんいることでしょうね~。

本当に、ライフステージが変わっても、いろいろなことにチャレンジをしている梅本さん、諦めずに活動継続されるというその姿は、とっても魅力的ですね~。

これからも身体に気を付けて素敵な演奏を聴かせて欲しいと思います!



梅本貴子さんのリフレッシュ方法は?楽器のことを考えない日があるって!

梅本さんは、休む暇もなく、毎日送っていらっしゃるのではないかとちょっと心配になりますが、リフレッシュはされているのでしょうか?

心配することなかれ!

梅本さんには、いっぱいリフレッシュ方法があるそうですよ。

「音楽家ってずっと音楽やってるんですか?楽器を毎日吹いてるんですか?」と、よく訊かれるそうなのですが、実は忘れる日を作っているとのこと。

”楽器のことを考えない日”というのを作っているそうです!

その日には、美味しいもの食べに行ったり、家族で温泉に行ったり、娘さんを連れて、ちょっと遠出したりとか、リフレッシュする日を大事にしているそうですよ。

リフレッシュする日を大事にすることで、新たな気持ちでまた音楽に向き合えることができるので、オフを大事にしていますと語っていました。



梅本貴子さんの演奏曲目は? 

梅本貴子さんのクラリネット、沼光絵理佳さん のピアノで以下の曲を演奏されました。

1曲目:「ガーシュイン作曲:3つのプレリュード(前奏曲)から第1番」

ガーシュインと言えば、クラリネットで有名な「ラプソディー・イン・ブルー」の冒頭のメロディーがあります!

梅本さんは、舞台上で、このラプソディー・イン・ブルーのメロディーを実際に吹いて説明をされていました。

一度聴いたら忘れられないメロディーですよね。 (*^-^*)

司会の金子三勇士さんが、「あの有名なラプソディー・イン・ブルーの冒頭の出だしの一番カッコいいところ、これが実は、クラリネットという楽器なんですよね。」と言うと、

梅本さんは、「グリッサンドという、音がグンと上がっていく様が、一気にジャズの世界に入っていくような雰囲気がすると私は思ってるんです。この曲はすごく Jazzy な雰囲気もあって、これから演奏するプリュード(前奏曲)も、そのような雰囲気なんです。」と。

 そして、「クラリネットは、元々クラシカルでも使われる楽器ですし、ジャズの方面でも活躍する楽器なので、そういった一面をちょっとでも出せたらなと思ってこの曲を選曲させて頂きました。」と話されました。

すると、金子三勇士さんは、「本当に今のような一節加えていただくだけでも、急にジャズの世界に引き込まれていくような表現の幅の広い楽器だなと改めて感じました。」とコメント。

演奏が終わると、「とても楽しそうに吹かれていましたね。」と金子三勇士さん。

本当に、ラジオから流れる音楽を聴いていても、十二分に楽しそうな演奏の様子が伝わってきました。

梅本さんは、「ちょっとジャズの世界には憧れがあるので。」と言われたのですが、

それを受けて金子さんが、「僕はクラリネットという楽器への憧れが実はありまして、あんなふうに受けたらいいなと、いつも思って聞いてるんですけども。ほんとに素敵でした。」と言うと、

つかさず、梅本さんは、「ありがとうございます。共演してください。」とPRを忘れません!

梅本さん、これから先は、ジャズにも挑戦してくださいね~🎵

余談ですが、金子三勇士さんほどのピアニストでも、他の楽器に憧れを持つことってあるんですね。

2曲目:ミヨー作曲、スカラムーシュから「ブラジルの女」

梅本さんは、とても爽やかな曲を用意してくださいましたよ。

ブラジルという名前が付いているとおり、爽やかで明るい太陽の下で踊っているような楽しげな曲ですと曲紹介をされました。

本当に、この曲も大好きになりました。

3曲目:ドビュッシー作曲「クラリネット第一狂詩曲」

この曲は、クラリネットラプソディとも言われる曲で、まさにクラリネットのために書かれた作品だそうです。

ドビュッシーの作品は、何かをイメージして描かれた曲が結構たくさんあると思うのですが、この曲は、梅本さんの中では海をイメージして吹いているとのこと。

梅本さんは、どんな海をイメージしながら吹いているのでしょうね~。

海はいろんな波があって、同じ波ではないんですよね。

最初は、太陽がまだ明けない、朝もやな感じの雰囲気から始まって、徐々に海の向こう水平線の向こうに太陽が昇ってきて、温かい雰囲気になります。

でも、海というのはいつも平穏ではなくて、そこから嵐が来て、荒波があったりして、でもまた海は普通に軽快な波に戻ったり、静けさを戻したり、そういうふうにいろいろ情景が変わる雰囲気がこの曲には組み込まれているなと思って、その辺りをイメージして皆さんにも聴いていただけたら嬉しいなあと思います。

演奏者から、このようなお話しが聴けて、その後に演奏が聴けるって本当にいいんです。

わたしも、この音楽を聴きながら波を自由にイメージして、どっぷりとドビュッシーの世界に浸ることができましたよ。 (*^-^*)



「情熱のモーメント」のコーナー

この「情熱のモーメント」のコーナーは、ゲストの方の大切な想いが込められた曲をご紹介いただくコーナーです。

ブラームスのクラリネットソナタ第一番「第一楽章」を演奏されました!

梅本さんの演奏に、温かさ、ドラマチックさ、人生が展開していく様子などの人生のドラマを感じました!

梅本貴子さんは、以下のようにお話しされていました。

「ブラームスという作曲家は、私の中では生涯憧れの作曲家でもあって、大好きな曲をいっぱい書いてくれた作曲家の一人でもあるんですね。

ブラームスの作品っていうのは、クラリネットで言うとですけど、演奏的な技術というよりも、内面をいかにどうやって音楽を作るかっていうところに、すごく難しさを感じる作曲家の一人でもあるので、彼の作品を20代の頃に演奏したんですけど、やっぱり20代ではなかなか味というものが出なくて困ったことがあります。」

では、20代に出なかった味というのは具体的にどういうことを意味するのでしょうか?

「このクラリネットの作品は、ブラームスが死ぬ間際に書かれた曲でもあって、彼のその生き様、その人生観が詰まった曲でもあるので、20代の頃の私には、人生経験が少ないので、重みのある音とか深みのある演奏っていうのがなかなかできなかったんじゃないかなと感じています。

その人生経験、まさに生活を日々いろんなことを経験されている中で、一つ一つのそういった経験がこう音につながり、それが味になっていくわけですね。

「日々の生活の中に喜怒哀楽っていうのがあって、そういうことを日々感じながら過ごすことも音楽に何か良い影響があるんじゃないかなと思いながら、そういう場面場面を大事にいつも生きています。」

今改めてこの作品に向き合って、いかがですか?

「そうですね。音楽っていうのはいつも前に進んでいくんですよね。演奏し始めたら、もう止まることなく、どんどん突き進んでいくものだと思っているので、日々、自分の歩んでいること、人生も、常に前を向いて、前向きにこう生きていこうっていう気持ちにしてくれるのが音楽かなと思って、この40代の自分の、今、出せる部分を、しっかり心をこめて、皆さんにお届けできたらなと思っています。

これ、すごい素敵な言葉ですよね。前を向いて常に進んでいくこと、音楽は、こういうものですよね。・・・と金子さん!

Haruharu笑顔

NHK-FMのリサイタルパッシオは、音楽家の方の人となりがよくわかる番組であり、また、その演奏内容も素敵であり、毎週楽しませて頂いています。これから登場される方のことも本当に楽しみです。
今回は、梅本貴子さんのことを沢山知ることができたので、大満足しました🎵

働く女性は、どの分野でも時間のやりくりに大変で、隙間時間を大事にしているのでしょうね。そして、リフレッシュすることも大事です!

音楽は年齢を重ねるごと、味が出てくると私も思いますので、音楽家の方たちが40代、50代どころか、人生100年時代ですから、ずっと現役で活躍されることを願っています!

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