角野隼人さんは、音楽を目指す人たちにとって憧れの存在!そんな角野さんにも、憧れの存在となる音楽家がいます!その中のひとりが坂本龍一さんです。
この記事では、角野隼人さんが憧れている音楽家たちについてまとめました。
角野隼人さん:坂本龍一さんの死に虚無感のツイート
ああ、言葉が出ない。憧れの人の死は、こんなにも虚無感に襲われるものなのか。
心よりご冥福をお祈りいたします。— 角野隼斗 – かてぃん (@880hz) April 2, 2023
本当に、憧れの人を失うことは辛いことです。
辛い時に涙が出れば、その辛さを幾分外に出して辛さが和らぐとも思うのですが、少し時間がかかるかもしれないですね。
角野隼人さんは、坂本龍一さんへの憧れがかなり強く、「題名のない音楽会」では、箏奏者のレオさんと2人で、坂本龍一さんの曲を演奏されました。
角野さんは、その時、パイプオルガンに初挑戦されました。
なんと、坂本さんから直接コメントをもらっており、その内容も放送されました。
それは、「好きなように演奏してください」とのコメントで、「とっても楽しみにしている」との言葉でした。
そんなことがあったので、猶更、坂本龍一さんが亡くなられて、虚無感が強くなってしまったのだと感じます。
でも、坂本龍一さんとの最後の思い出ができたことは、角野さんのとって生涯忘れられない宝物になっていくと思いました。
角野さんとレオさんのお2人にとって、坂本龍一さんに自分たちがアレンジした演奏を聴いてもらえたこと。そのことは、何にも代えられない大切な思い出となったことでしょう。
「題名のない音楽会」のこの企画、本当にぎりぎりで間に合って良かったなと感じています。
この時の2人演奏は永久保存版です!
私は録画したのですが、見逃してしまった方にとっては再放送して欲しいのではないかなと思います。
「題名のない音楽会」を見ている時に、テレビ画面から感じたことがあるのですが、それは、角野隼人さんとレオさんのお二人が、「坂本龍一さんの音楽を自分たちが相続していくよ。新しい音楽を追求してくよ!僕らにまかせて。頼りないかもしれないけど。」というようなメッセージを送りたかったんんじゃないかなって。そんな風に私は感じていました。
わたしは、がんの専門病棟で看取りの経験があるのですが、坂本龍一さんの最期が差し迫っていることが気になっていました。
最後の配信コンサートがあった時の坂本龍一さんは、闘病中ではありましたが、かなり重篤な状態であったので。
ご本人がお亡くなりになる前に、「相続」という表現をすることは不謹慎なのかもしれませんが、寿命があるうちに意識があるうちに是非伝えておきたい、そういったことがあると思います。亡くなってからでなく。
それは、「貴方の意思を受けついて、貴方が創り上げてきた音楽の道を引き継いでいきます」といった意味での「相続」です。
それは、仏教的な意味あいですが、「師から弟子へ心を伝授すること」「知識や生き方を伝えていくこと」それも相続なのですから。
そういった意味で、「題名のない音楽会」が企画した内容には、奥深いものがあると感じています。
角野隼人さん:ピアニスト、YouTube活動、研究者の顔を持つ音楽家
角野隼人さんの音楽家としての魅力は、なんといっても、クラシック音楽に留まることなく、様々は表現を試みているところだと思います。それを、楽しんでやっているところについつい私たちは引き込まれてしまうんですよね。 (*^-^*)
下記は、ウィキペディアから引用させていただいたのですが、角野隼人さんの音楽性について書かれたものです。
角野の中では、
ピアニスト(バンド活動も含めて)・YouTubeでの活動・ 研究者であることは、
すべて「音楽」に関わることでつながっている。
クラシックピアノで培った技術や表現力が、
YouTube動画やバンド活動に生かされ、
バンド活動などで出会った音楽やコード進行やリズム感が、
ピアノの演奏やYouTubeでのアレンジに生かされ、
AIを使って楽曲の音を取り出し特徴を分析して自動採譜・自動編曲する研究と
ピアニストとしての活動は、
双方を支え合い両軸となっている。
東大を卒業するにあたって大学に提出した進路状況調査には、
「ピアニスト」ではなく「音楽家」と書かれている。
《ウィキペディア引用》
角野隼人さんのコード進行は、非常にオシャレです!
クラシックを弾く時でも、ちょっとジャズの要素が入っていたり、リズムもいろいろと変化したり、飽きることが全くないのです。
角野さんの頭の中には、いろんなジャンルの曲がたーくさん入っていて、その中の要素を自由に瞬時に取り出してアウトプットできるんでしょうね。どれだけ頭がいい人なんだろうと、ただただ驚くばかりです!
ですので、次に何を生み出してくれるのかしら、、といった期待がとっても大きくなっていくのです。
角野隼人さん:目指す理想の音楽家像はあるの?
さて、そんな天才的な音楽家である角野隼人さんが目指す理想の音楽家像はあるのでしょうか?
角野隼人さんは、2022年12月号「月刊ピアノ」のインタビューで、かなり具体的に自分の目指す音楽家像について語られています。
このインタビュー記事を読んでみて、角野さんが目指したいと考えていることを少し知ることができたように思います。
角野隼人さん:上原ひろみ、坂本龍一、久石譲さんのような音楽家に
角野隼人さんは、下記のように語っていました。
いつか音楽家と言われるような存在になれたらと思いますね。
上原ひろみさんとか、坂本龍一さんとか、久石譲さんとか。
「音楽家」というと、演奏家とか作曲家という範疇を超えた、もっと大きな存在のような感じがしますよね。
そうなりたいです。
いつか音楽家と言われるような存在になれたらと思うとあるのですが、既に音楽家ですよね。
これから、映画音楽とか、いろいろな分野での活躍が期待されますね~!
きっと、坂本龍一さんのような音楽家に、新しいものへの挑戦をしていかれることでしょうね。
坂本さんには特別な思いを抱いている角野さん。
坂本さんの音楽表現についても、かなり自分なりに聴き込んでいるので、自分なりの解釈でさらにその音楽を展開させているようなところも感じるのです。
角野さんは、新しいことへの吸収力が半端ないのです。
最近の角野さんは、ドラマの音楽を作曲したりと次々と初チャレンジの舞台を開拓していっています。
アップライトピアノの魅力を発信したり、日本の音楽シーンの未来を背負ってしまっているところもありますね。
忙しさのあまり、体調を崩してしまったこともある角野さんですが、坂本龍一さんも、体力には自信があって、多忙を極めていたため、病気になってしまったということもあるでしょうから、健康には十分に気を付けてほしいものですね。
角野隼人さん:イギリスのジェイコブ・コリアーへの憧れ🎵
角野さんは、同世代のアーティストに対しても憧れを抱いているようですよ~。 (*^-^*)
最近だとイギリスのアーティスト、ジェイコブ・コリアーは本当にすごい音楽家だなと思います。
圧倒的な実力と世界観を持って、それをどのように見せたらいいかもわかっている。
そして何もかも全部楽しんでやっているという強さもあって。
全てを兼ね備えている感じがします。
ああいう存在になりたいですね。
このインタビューで語っていることは、実際の角野隼人さんの活動を見ていると、よくわかります。
まさに、角野さん自身と重なる部分が多いからです。
このような憧れ、目標となる同世代の音楽家がいるとうことで、角野さんにも良い刺激になってどんどん前を向いて進んでいくことができるのでしょうね。
自分の目指す方向性が具体的にあるのとないのとでは違ってきますものね。
角野隼人さん:リストへの憧れ!これは王道ですね!
角野隼人さんは、リストに憧れを持っているというのですが、何となく、これも、似ているところがあるようにも感じますね~。
そして、やはり、リストかな。
演奏も作曲もして、そして40代になったら演奏活動から引退して田舎に引きこもって余生を過ごすとか、、、、なんて、これは冗談ですけど(笑)
《月刊ピアノ 2020年12月号より一部引用》
こんなふうに、具体的に「こうなりたい!」という憧れの人がいると似てくるんでしょうかね~。
角野隼人さんがショパンコンクールに出て演奏しているとこは、絵的にショパンじゃないかなって思いましたから。 (*^-^*)
リストは、女性からも大人気で演奏中に失神した人が続出したといいますから、、、。
即興演奏を得意としていたというリストに角野隼人さんが憧れるのは理解できますね~。
角野隼人さんが憧れる音楽家「ジェイコブ・コリアー」ってどんな人?
ジェイコブ・コリアー(Jacob Collier、1994年8月2日 生まれ )は、28歳です。
イギリスのロンドンに拠点を置く、歌手、編曲家、作曲家、音楽プロデューサー、マルチプレイヤーです。
若干28歳ですが、とっても才能溢れる人ですね!
角野隼人さんは、1995年7月26日生まれの27歳 (2022年時点)ですので、ジェイコブ・コリアーと同世代ということになります。
ですから、おそらく、とっても身近で親近感がわいてくるのかもしれません。
また、おそらく、ジェイコブ・コリアーの音楽の方向性についても、角野さんご自身と似ているとことがあり、重ね合わせて見てしまうのかなとも感じます。
ジェイコブ・コリアーは、2012年にスティーヴィー・ワンダーの「くよくよするなよ!」などの人気曲を、マルチスクリーン・レイアウトで構成された個人制作動画でカバーし、YouTubeにアップし、この動画が話題となり、コリアーの名が知られることとなったそうです。
角野隼人さんも、ユーチューブでブレイクして現在に至っていますので、本当に、同じような道を進んでいっているような気がしますね。
スティービーワンダー「くよくよするなよ!」
ジェイコブ・コリアー「くよくよするなよ!」スティービーワンダーのカバー
角野隼人さんとジェイコブ・コリアーの共通点って?
ジェイコブ・コリアーの音楽は、ジャズ、ア・カペラ、グルーヴ、フォーク、電子音楽、クラシック音楽、ゴスペル、ソウル、即興演奏の音楽要素を融合する。また、多重録音したハーモニーを頻繁に使用することが特徴です。
これについても、角野隼人さんとの共通点がありますね! (*^-^*)
そして、ジェイコブ・コリアーは、2014年にクインシー・ジョーンズのマネジメント会社と契約し、マサチューセッツ州ケンブリッジのマサチューセッツ工科大学で設計および製造された一人用視聴覚ライブパフォーマンス手法の開発に着手します。
これも先進的な取り組みで驚きの一言です。
そして、2016年、デビュー・アルバム『イン・マイ・ルーム』をリリース。このアルバムは、ロンドンの自宅にて、全編的に自身の手による録音、アレンジ、パフォーマンスとプロデュースにより制作されました。
すごいですよね~。一人で全部こなしてしまっているんです!
こんなところも角野さんと重なってきます。
2017年、アルバム曲「Flintstones」と「You And I」の2曲で第59回グラミー賞を受賞しました。
おっと!グラミー賞です!
角野隼人さんも、将来、あるあるだと思います!!!!!
2018年、『ジェシー(Djesse)』シリーズの制作を開始。このアルバムは4巻50曲構成で、20数名のアーティストが参加しています。
4巻50曲編成というところも驚きです!壮大なアルバムですね!こうった取り組みなどにも魅力があるのでしょうね~。(*^-^*)
2018年12月に『ジェシー Vol. 1』、2019年7月に『ジェシー Vol. 2』がリリースされました。
『ジェシー Vol. 1』からは「All Night Long」のアレンジが、『ジェシー Vol. 2』からは「ムーン・リバー」のアレンジが既にグラミー賞にノミネートされています。
このアルバムのグラミー賞にノミネートって、この若さですから、、、 (^^;
ジェイコブ・コリアーさんは、とんでもなく素晴らしい経歴の持ち主であることがわかりましたね。
おそらく、そんなコリアーに憧れている角野隼人さんもグラミー賞を受賞される日が近い将来あるのではないかと私は感じてしまいましたよ!
それは、角野隼人さんがリリースしているアルバムなどを拝聴するにつけ、こんな素晴らしいアレンジの演奏はかつて聞いたことがないという新鮮さを感じるからなのです。
きっと、世界中の視聴者がそう感じているのではないかな?と感じています!
角野隼人さんの音楽家としての活動をこれからも注視していきたいなと思っています。わくわくが止まりません!
角野さんが憧れを抱いていた坂本龍一さんがご逝去されてしまったのですが、角野さんは既に多くの人が憧れる存在となっています。
人は亡くなっても、共に過ごした人の記憶の中に生き続けているのですから。
出会いと別れを繰り返して人は成長していくのですから。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
令和5年は、角野隼人さんのライブ会場へ出かけて楽しみたいですね~。
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