この記事を読むと、ラジオで挟間美帆さんがお話しされたことがわかります。
特に、アメリカ留学した動機とか、留学先での経験とか、興味深いことが沢山!
聴きたかったけど、記念すべき初回放送を聴き逃してしまった~ってショックを受けている貴方!
大丈夫ですよ~。ぜひ、最後までお楽しみください。💛
ジャズ作曲家の挟間美帆さんによる新番組「挟間美帆のジャズ・ヴォヤージュ」は、とっても興味深~い番組、そして、120%の満足度でした!
- 挟間美帆さんは自身のm_unit(Mユニット)の曲「アビーム」からスタート🎵
- 挟間美帆(はざまみほ)さん:自己紹介されました🎵どんな風に?
- 挟間美帆さん:令和5年「デビュー10周年」、NY14年目ですって!
- 挟間美帆さんが1曲目に選んだのは「A列車で行こう」でした🎵
- 挟間美帆さんがNYを目指したきっかけは?憧れの人がいた!それは誰?
- 挟間美帆さんが選んだ2曲目:Porgy(I Loves You, Porgy)
- 挟間美帆さんが語るニューヨークのスゴイところって?
- 挟間美帆さん3曲目は「ダンス・ユー・モンスター・トゥー・マイ・ソフト・ソング」
- 挟間美帆さん:NYの「Winter Jazz Fest」に初参加!2023年1月
- 挟間美帆さん選ぶ4曲目は:ダニー・マックキャスリン 「ボディブロー」
- 挟間美帆さん:女性ベーシストの”リンダ・メイ・ハン”を紹介!
- 挟間美帆さんの初回放送の感想は?
挟間美帆さんは自身のm_unit(Mユニット)の曲「アビーム」からスタート🎵
「挟間美帆のジャズ・ヴォヤージュ」はこんな感じでスタートしました。
挟間美帆の『ジャズ・ヴォヤージュ』。
こんばんは挟間美帆です。
東京生まれ、雪国育ち、2010年にニューヨークへ渡り、
ジャズ作曲活動を行っております。
日本、米国、ヨーロッパなどへ旅する中で
出会った素敵な音楽を、ニューヨークからお届けする、
挟間美帆の『ジャズ・ヴォヤージュ』。
50分にわたってジャズの世界への航海に皆様をご案内いたします。
さて、オープニングナンバーは、船が一番早く進むときの帆、
マストのポジションを意味する「アビーム」。
この春に、私のジャズ室内楽団、m_unit(Mユニット)と
録音したばかりの新曲で勢いよくスタートしたいと思います。
私は、とってもいい感じでワクワク感が高まりつつ聴いていました!
挟間美帆さんの新曲がオープニング曲として使用されているのですが、
とっても勢いあって楽しくなる曲です。
曲とおしゃべりの感じがとっても良かったです!
挟間美帆(はざまみほ)さん:自己紹介されました🎵どんな風に?
挟間美帆さんは、「音大に通っていた頃にビッグバンドジャズに出会い、ニューヨークのマンハッタン音楽院の大学院でジャズ作曲を専攻、以来、ジャズ作曲家としてニューヨークを拠点に活動しています。」と話されました。
そして、近年では、デンマークの国営ラジオ局のビッグバンド「デンマーク・ラジオ・ビッグバンド」略して、DRビッグバンドの首席指揮者を務められていて、アメリカだけでなく、ヨーロッパや、もちろん日本でも仕事をされていることを話されましたよ。
挟間美帆さんの自己紹介で、ざっくりしたことはわかったんですが、もっと詳しいプロフィールが知りたくなりました!
私は、デンマークに国営ラジオ局にビッグバンドがあるなんて、初めて知りましたし。ヨーロッパは、ジャズの人気も高いのでしょうかね?
それに、美帆さんが、そのビックバンドの首席指揮者をされていることにも驚きました。スゴイですね~!
これから、いろいろと調べていきたいと思います!
挟間美帆さん:令和5年「デビュー10周年」、NY14年目ですって!
挟間美帆さんは、今年(令和5年)が「デビュー10周年」ということで、新しいアルバムの発表へ向けて気合を入れて活動中だそうです。
この「気合を入れて」という表現が、何ともいいですね~!
気合は大事ですね~。
そして気合を入れないとやっぱりできないことでもありますよね。
美帆さんは、「今年で早いものですが、私がニューヨークに拠点を移してから14年目に入りました。」と、ラジオで話されていましたよ。
10年ひと昔というけれど、ホントに、年を重ねる度に思うのですが、10年なんてあっという間です!
何かをひとつしっかりとに身に付けようと思ったら、10年ぐらいは軽くかかってしまいますしね。
若い時は、「10年ってすご~く先!」というふうにに感じると思うのですが、30歳過ぎるとだんだん早く感じるようになってきます。
あっという間ですよ!
挟間美帆さんも、「デビュー10周年、そして、ニューヨーク居住歴14年目」で、みるみるうちに中堅になられました。
中堅というか大ベテランの雰囲気がラジオからも感じるんですよね。
世界中に挟間美帆さんのファンがいるのですものね~。
挟間美帆さんが1曲目に選んだのは「A列車で行こう」でした🎵
今回、記念すべき1回目の放送は、「ニューヨークを感じたいジャズ」特集でした!
そして、なんと、挟間美帆さんが活動の拠点としている街である、ニューヨークがテーマでありました。
美帆さんは、「皆さんと一緒に素敵な音楽の旅に出たいと思います。」と、なかなかオシャレな感じでの語り口調!
世界を旅することができない私にとっては、ラジオを通して世界の旅に出かけることができるって、とっても幸せなことなので~す。 (*^-^*)
挟間美帆さんは、まず、私たちに聞いてもらいたい曲として、「まさにこの街を表現していると私が思う曲、デュークエリントン and his orchestra による『A列車で行こう』です。」と話されました。
「A列車で行こう」ってどんな曲?曲ができた背景を知ると楽し~い🎵
美帆さんから、”デュークエリントン”と”ビリー・ストレイフォーン”についての解説がありましたよ!
デュークエリントンは、ピアニスト、オーケストラ・リーダーとして20世紀前半からジャズ界を牽引し、今も人気を誇るまさにジャズの巨人で、この『A列車で行こう』でという曲は、ビリー・ストレイフォーンの作曲。
ビリー・ストレイフォーンは、デュークエリントンと30年近くに渡って作品を一緒に生み続けたことで知られているそうです。
スゴイですよね~。
30年ですって。 (*^-^*)
エリントン・バンドのレパートリーの4割は、ビリー・ストレイフォーンが書いたとも言われているのだそう。
4割とは、すごいですね。
デュークエリントンは、若手作曲家だったビリー・ストレイフォーンを雇いたいと思い、ペンシルバニア州ピッツバーグからニューヨークに来るようにビリーに伝えるために、「ニューヨーク市内を走る地下鉄、A列車に乗るように」、というメモを残したそうです。
このことが、この「A列車で行こう」という曲のインスピレーションになっているということでしたよ。
実は、挟間美帆さんは「A列車」によく乗っていたんですよ🎵
美帆さんが本当に忘れられないのは、この「A列車で行こう」というタイトルだけ聞いていニューヨークに行くと、本当にA列車というものが存在するんだ!というところからまず始まるということでした。
このA列車は、「コロンバスサークル」という駅から北上するラインで、ものすごい勢いで駅を飛ばすのだそう。
美帆さんによりますと、6~7駅飛ばすんじゃないかと思うということでした。
「ものすごいスピードで北上してって、一気に「ハーレム」っていうエリアまで行っちゃうんですね。」と。
それで、まさに、この曲にも、実は、後から歌詞が付いており、まさに、「この列車に乗らないとハーレムにね、スピーディーにつかないからね」っていうような、内容になってるんですと。
なるほどですね~。
この歌詞については、私も、バンド活動をしていた時に、よく歌っていました。
この曲を歌っているととっても楽しくなります!
そして、そして、なんと、美帆さんは、通っていた大学院がハーレムだったので、この「A列車」をよく利用したんだそうです!
でも、今は、ちょっと「A列車」から遠いところに引っ越してしまったので、最近すっかりご無沙汰しちゃってると話されていました。
でも、またA列車に乗って、ハーレムにも遊びに行きたいなあなんて思っているようでした。
ラジオでは、デュークエリントン and his オーケストラの演奏で、「Take the A train」(A列車で行こう)1941年の録音のものが流れました。
「A列車で行こう」は、あまりにも有名な曲ですが、何度聴いても、本当に楽しめます。直接ラジオでお話しを聞いて、さらに好きになってしまいました🎵
A列車が実際に走る様子がイメージできちゃったんですよ。
なんだか、急に、この曲が身近に感じられるようになってしまった💛
挟間美帆さんに感謝です!
挟間美帆さん:デューク・エリントンの魅力を語る!
これがまた素敵なお話しだったんです!
挟間美帆さんのお話しは深いのです!
「デュークエリントンの魅力」、というのは、
まず第一に、ミュージシャンファーストだった、というところ。
伝説として残っているのは、
”デューク・エリントン”と”ビリー・ストレイフォーン”の書いた楽譜の最初の部分には、
それぞれの楽器の名前が書いてあるはずなんですよね、スコアって。
なんですけれども、
彼らの楽譜の場合には、その楽譜の最初に
それぞれの奏者の名前が書いてあったって言われるんですよ。
それだけ彼等が楽譜を書く時に、
楽器のことを思い浮かべるんじゃなくて、
それぞれのミュージシャンたちのことを思い浮かべながら楽譜を書いた、
音符を書いた、っていうのが、
すごく素敵な話だなと思って、
このデュークエリントンの姿勢がね、
すごく憧れとなっていて、
自分が作曲をするときにも気を付けるようにしていることです。
挟間美帆さんがNYを目指したきっかけは?憧れの人がいた!それは誰?
美帆さんが、そもそもニューヨークに来たきっかけは、憧れの作曲家のためだったのだそう。
私はひとり、「え?その憧れの作曲家って誰なの?」って食いついてしまいましたが、、、
美帆さんは、「ジム・マックリーニーという素晴らしい作曲家ピアニストと勉強がしたくて、ジムが教えている大学院を受験したら、そこがたまたまニューヨークだったという、そういったきっかけだった。」と話されたのです。
やっぱり日本を離れて留学される人は、情熱がスゴイですね!
居ても立っても居られない程の情熱が突き動かすんですよね~。
情熱に突き動かされた美帆さんは、実際に、ジャズ・ミュージシャンとして、このニューヨークに住んでしまったのですから。
美帆さんが、ニューヨークに住んでみて思うことは、「やはり、桁違いに、ジャズの音楽家たちのレベルが高いということ」であると話されていましたね。
「それぞれが刺激しあっている環境、これが、本当に、他には見ない、まさに唯一無二の場所だなと思っていますと。」
そういった中で、美帆さんは、ご自身も、ニューヨークでライブをさせてもらえる機会が、少しずつ増えてきているそうです。
10年経過して少しずつ増えてきたということなんでしょうが、時間がかかるものなんですね。
ライブに来てくださるお客様も、最先端のシーンを掴んでおこうという耳の肥えたお客様たちがたくさん来て、その方たちが、本当に反応してくれるそうです。
お客様たちは、「いい」と思ったら素直にすごく喜んでくれるし、そして、正直「良くないな」って思ったら、本当に反応が薄かったりするそうで、美帆さんは、「その分とてもね、厳しいとはいえ、とてもやりがいがあるな、と思いますね。」と語ってくださいました。
素敵な人生を送られているんだな~って、私は、ラジオを聴きながらとっても笑顔になってしまうのです。 (*^-^*)
挟間美帆さんが選んだ2曲目:Porgy(I Loves You, Porgy)
ニューヨークで録音されたライブ盤の中で、挟間美帆さんのお気入りは、ビル・エバンス・トリオ 1961年のライブ録音で、ポーギー、「アイ・ラブズ・ユー・ポーギー」だそうです。
ビル・エヴァンス・トリオの「ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジヴァンガード」
ジャズピアニスト ビル・エバンスが、ベースのスコットラファロ、ドラムスのポールモチアンとのトリオで1961年に行われたライブを収録した名盤です。
今回、ラジオで流れたのは、このビルエヴァンストリオの「ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジヴァンガード」の中から一曲、ジョージガーシュインのオペラ、ポーギーとベスから、カバーしている「ポーギー」でした。
美帆さんは、「このオペラの曲にもある美しい旋律が、そのまま、彼の指からこぼれ落ちるようなね、宝石のような音にご注目いただきたいと思います。」と話されました。
この曲紹介の表現力も見事に素晴らしいですね。 (゜o゜)
挟間美帆さんが語る「village vanguard」(ヴィレッジヴァンガード)って?
この会場となっている「village vanguard」というのは、今でもマンハッタンで大人気の老舗ジャズクラブです。
挟間美帆さんから、このお店についてのお話しが聞けました。
今年に入ってから、1か月に1・2回は絶対行ってるんじゃないかと思うぐらい。
素晴らしいショーが目白押しで、いつ行っても思うんですけれども、地下に入って行くんですよ。
で、地下に入って行くと、本当に薄暗くて、「ここでライブするの?」ってちょっと心配になるような狭い空間が現れて、そこにギュウギュウ詰めになって座るんですけれども、
なぜかそこでライブが始まると、魔法のように音楽に夢中になれるんですよね。
なんか、それは、この場所が持ってるパワーなんだろうな、と思うんですけれども、
このビルエヴァンストリオの演奏を、それを目撃していた人たちは幸せだろうなと思うし、
今まさに、私が、ライブに行くことによって、私が今、最先端の素晴らしいジャズミュージシャンの演奏を、耳に刻み込むことができる、というのも、本当に貴重な経験だなと思っています。
挟間美帆さんが語るニューヨークのスゴイところって?
NYのスゴイは、本物に会えるということ
挟間美帆さんが出会った憧れの人たちとは、いったい誰なんでしょう?
美帆さんは、ジム・マックリーニーという作曲家に憧れて、ジム・マックリーニーが教えている学校を受験して、合格したので、半ば彼に会いに行くような状態気持ちで留学したといいます。
なんとも熱い思いですよね!
そしたら、その2ヶ月後、学校がはじまって2ヶ月後のことですが、
今度は、別の作曲家が、私たちが通っている学校のマスタークラスに来てくれて、その人にも会えちゃったし、、、。
という風に話が進んでいきました!
そして、憧れのジム・マックリーニーの一番最初のレッスンで、美帆さんは、ジム先生に曲を見せたのですが、
ジム先生は、「君、こういう曲を書くなら、このオーディションに応募した方が良いよ」って美帆さんに言ったのだそう。
そして、美帆さんは、オーディションに応募したのですが、その先で、また別の憧れの作曲家が主催するアレンジャー、作曲家のワークショップ、みたいなものに参加させてもらったりしたそうで、
実に、学校がはじまって、たった半年間で、それまで何年も何年も憧れてきた作曲家たちに一気に3人、ドバっと会えてしまったのですって。
そんな出来事があって、美帆さんは、「こりゃすごい街だな」と思ったのを覚えているのだそうですよ!
本当にスゴイ街なんですね~。
ジャズを勉強しようと思ったらニューヨークですね。
この放送を聴いていた若者はきっとニューヨークに行きたいって思ったと思います!
挟間美帆さんが、ジム・マックリーニー以外に会いたかった作曲家と言うのが、一人は、ヴィンス・メンドーサ。
そして、もう一人が、マリア・シュナイダー、という女流作曲家ということでした。
挟間美帆さん3曲目は「ダンス・ユー・モンスター・トゥー・マイ・ソフト・ソング」
挟間美帆さんが選んだのは、マリア・シュナイダーが1994年に発表したアルバム「エヴァネッセンス」より、マリアシュナイダージャズオーケストラ 「ダンス・ユー・モンスター・トゥー・マイ・ソフト・ソング」 でした。
挟間美帆さん:憧れの女流作曲家マリア・シュナイダーについて語る
マリア・シュナイダーは本当に日本にもファンが多い作曲家だそう。
マリア・シュナイダーは、アレンジャー、作曲家のビル・エバンスやボブ・ブルックマイヤーのもとで学び、1993年から自分の18人のジャズオーケストラを率いて活動したそうです。
そして、ジャズ、クラシック、そして、デヴィッドボウイとの作品でもグラミー賞を受賞するなど、ジャンルを超えて大活躍しているということでした。
挟間美帆さんと女流作曲家マリア・シュナイダーの共通点は?
挟間美帆さんは、以下のように話されました。
マリア・シュナイダーは、やはり、女流作曲家でこういった道を切り開いてくれたパイオニアとも言えますし、彼女のバックグラウンドがすごく自分と通じるところがあるんですよ。
というのも、私もマリア・シュナイダーも、クラシック音楽を長く勉強していたんですね。
それで、ある日突然、ジャズという音楽を聴いて、「いや~、これに夢中になってしまう!」と、こー引っ張られるようにジャズの世界にやってきて、そこから曲を作ることによって、ジャズらしいサウンドだけではなくて、別のジャンルの要素もふんだんに取り入れたような、新しい音、というのをどんどん開拓し続けてくれている、
そんな、私にとってヒロインといえるのがマリア・シュナイダーなんですね。
ビッグバンドって、例えば、弦楽器、例えば、バイオリンとかですね、そういった楽器って入ってないんですけれども、
そんな楽器編成でも、バイオリンがささやいているように聞こえる瞬間があったりして、どうやってこんなを作り出すんだろう?ってスコアを見たり、録音聞いたりとかして、たくさん勉強してきました。
挟間美帆さん:NYの「Winter Jazz Fest」に初参加!2023年1月
挟間美帆さんの「Winter Jazz Fest」への初参加のお話しもとっても興味深かったです。
ニューヨークでは、毎年、冬に、ニューヨークシティウィンタージャズフェスト、というジャズのフェスティバルが開催されるんですけれども、
私も念願かなって、今年の1月、初めて、このニューヨーク・シティ・ウィンター・ジャズ・フェストに参加しました。
このジャズフェスティバルは、2005年に始まったイベントで、マラソンと称して、金曜日と土曜日の夜、いくつものジャズクラブで、何組ものアーティストが、夕方から深夜にかけて次々とライブを行っていくという、そういった催し物があるんですね。
今年は3年ぶりに観客を入れての開催となりました。
1月12日から18日までで17の会場で、なんと100以上のグループが出演したそうなんですね。
私は、金曜日に、マンハッタンで開催されたマラソン、一つの会社のマラソンのトップバッターとして、私自身のジャズ室内楽団、「m_unit」と一緒に出演してきました。
観客の皆さんは、はしごしてもいいですし、同じこのジャズクラブでずっーとマラソン見てもいいわけですし、いろいろな楽しみ方ができるんですね。
ジャズと一言で言っても、例えば、もう、なんでしょうね、体を動かしながら聞きたいっていうものもあれば、静かに見つめるように聞きたいな、みたいな、ってショーもあったり、
私自身も、実は、自分の出番が終わった後に、同じ会場の上の階で、別のショーをやっていたので、見に行ったんですけれども、「朗読とジャズ」という何とも渋い内容で、正座して聴きたくなりましたよ。
で、それで下の階に戻ってきたら、今度また別のアーティストがブイブイ言わせていて、
みんな大騒ぎしていて、この違いを楽しむのも面白いな、なんて思っちゃったんですけれども。
この「Winter Jazz Fest」も、とっても楽しそうですよね~。
会場の盛り上がりがイメージできますもの。
この時期に合わせてNYに行くというのもいいなって思います。
挟間美帆さん選ぶ4曲目は:ダニー・マックキャスリン 「ボディブロー」
挟間美帆さんは、このニューヨーク・シティ・ウィンター・ジャズフェストで、今回とても話題となったアーティスト「ダニー・マックキャスリン」を紹介してくださいました。
挟間美帆さん:ダニー・マックキャスリン”テナーサクソフォン奏者”を紹介
ダニー・マックキャスリンは、バークリー音楽院で学び、ジャズだけでなく、クロスジャンルでも活躍しています。
デヴィッドボウイの遺作となったblackstarの演奏でも知られる奇才と言われるサクソフォン奏者です。
彼のバンドがこのマラソンの一部として、またマンハッタンのジャズクラブの一つに登場したんですけれども、まあ、それは、それはすごい盛り上がりようだったようで、
この会場は、スタンディングで観客を入れてたんですけれども、ジャズのライブとは思えない熱気だったそうなんですね。
そんなダニー・マックキャスリンが2020年に発表した楽曲「ボディブロー」。
演奏は、ダニー・マッキャスリン(テナー・サックス)、ジェイソン・リンディナー(シンセサイザー)、
ティム・ルフェーヴル(ベース)、そしてマーク・ジュリアナ(Mark Guiliana)の(ドラムス)です。
マーク・ジュリアナ(Mark Guiliana)は、新世代ジャズのトップ・ドラマーとして日本でも紹介されています。
この楽曲は、今年発表される最新アルバム「I want more」に収録される予定だそうです。
挟間美帆さん:女性ベーシストの”リンダ・メイ・ハン”を紹介!
挟間美帆さんは、仕事でヨーロッパや日本を旅して、ニューヨークに戻ってくると楽しみにしていることがあるそうで、それは、ある人のライブに行くことなのだそう。
美帆さんが、ライブに行くのを楽しみしているアーティストって誰でしょうね?
それは、「リンダ・メイ・ハン」という女性ベーシストです。
リンダ・メイ・ハンは、中国系移民の両親の元、マレーシアで生まれ、オーストラリアで育ったベーシスト。
数々のコンペティションで優勝した後に、ニューヨークへ移りマンハッタン学院で学びます。
挟間美帆さんが通った大学院と一緒ですね~。
リンダ・メイ・ハンは、ギタリストの”パットメセニー”やピアニストの”ケニーバロン”といった王御所と演奏するなど、現代ジャズを代表するベーシストとも言える存在でもあるのだそうです。
リンダ・メイ・ハンは、ディズニーとピクサーによるアニメ映画「ソウルフル・ワールド」の中のバンドでも演奏をしているということですが、
挟間美帆さんは、「このベーシストのキャラクターの名前が実はね、ミホっていうんですよ。」と嬉しそうだったですよ!
この嬉しさわかるわかる!
これって、挟間美帆さんのことをわかっていて「ミホ」という名前がついたんでは?、、と思ってしまいましたよ。
美帆さんは、ラジオの中で、「リンダの演奏を長くアルバムできいてですね、それこそ、番組の最初の方でご紹介したヴィレッジ・ヴァンガードで、リンダのグループが演奏するってなった時に、やっと本物を聴きに行けるぞと思ってね、楽しみに行ったんですよ。」と話されました。
「そしたら、そのライブの演奏、彼女たちが音で会話している姿が本当に生き生きしていて、今までCDやレコードで聞いていた何倍も創造力が膨らむような、そんなコンサートだったんですね。
それがすごく嬉しくて、自分と近い世代のミュージシャンたちがこんなにも生き生きと演奏するんだっていう、そして、その音楽がすごく会話を生かすような素晴らしい作品ばかりだったんですよ。」と。
ラジオの中では、リンダ・メイ・ハンのリーダーとして五枚目のアルバム アベンチュリンより タイトル 「チームアベンチュリン」が紹介されました。
挟間美帆さんの初回放送の感想は?
挟間美帆さんは、ニューヨーク在住で、NYからのお届けなんですよね。
ラジオのレギュラー番組も、日本にいなくて大丈夫な時代になりまたね!
今や当たり前なんでしょうけども。
すごいなって、そう思うと、これから、ニューヨークへ行ってしまった角野隼人さんとかもラジオ番組を持つことってあるかも、、。なんて思ってしまいました!
話が脱線してしまいましたが、このラジオ番組で、挟間美帆さんのお話しを聴くことができるって、スゴク、お得といいますか、ありえない嬉しさといいますか、とっても幸せな気持ちでいっぱいの私なのです。
こんな素敵な機会は、そうそうないって思っています!
貴重な放送になっていくんではないかしら。
歴史に残っていくような放送になる予感が、、、。
NYの様子も、ラジオから伝わってきてとっても新鮮で楽しいですし!
日本にいながら、世界の風を感じることができる1年になりそう!
この記事では、挟間美帆さんが話されたことをまとめていきたいと思い張り切ってしまいましたが、
なにげな~い、お話しが一番、ホント一番、心地よく、心に響きいてくるものですね。
私は、ちょっとした話題も書き留めておきたい!
そんな気持ちですので、記事にしました。
私は、挟間美帆さんのお話しを初めて聴いたのですが、とっても聡明な方ですね。
そして、ラジオから私に語りかけてくれているような錯覚をしましたよ。
この語り口調がなんとも心地よかったです。
今回は、「ニューヨークを感じたいジャズ」ということで、ニューヨークの魅力を存分に感じることが出来ました。
美帆さんは最後に、「ニューヨークと言うのはあのさすがに人種のるつぼということもあって、
さまざまな音楽性ルーツを持つあの音楽家たちの曲、というのも今日聴いてていただけたのではないかなと思います。
それから、今を走り抜けるジャズミュージシャンの姿を、ちょっとずつ垣間見ていただけたのではないかなとも思っております。」
と締めくくられましたが、本当に、美帆さんの言葉と選曲してくださった音楽を通して楽しむことができました。
これからの放送が楽しみになりました!
最後までお付き合いくださりありがとうございます。
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