反田恭平さんは奈良に音楽学校創設2030年が夢!ジャパン・ナショナル・オーケストラが目指すものは?

いぶき

ショパンコンクール2位入賞の反田恭平さんは、ピアニストという肩書だけではなく、指揮者、社長としても活躍されています。ショパンコンクールが終わってからは、奈良に音楽の学校を創設したいという夢の話をよく耳にするようになりました。そうした反田さんの夢は、いつからで、そうった夢の実現に向けて、どんな準備をしてきたのかなど、とっても興味深いことを知ることができます。




反田恭平さんはいったい何者か?ピアニスト・指揮者・社長!すごすぎる!

反田恭平さんは、ピアニスト、指揮者、プロデューサー、そして、自ら経営する 「株式会社NEXUS」の代表を務めています。

反田さんは、常に誰もやっていないことへの挑戦をし続けています。

クラシック界において、時代の先取りをしています!

それは、なぜなのでしょうか?

それでは、反田恭平さんの今まで取り組んできたことについて、その経緯を整理していきます!



反田恭平さん:日本のクラシック界の未来に不安があった!

反田恭平さんは、正直、日本のクラシック界の未来は、とても厳しい状態にあると思っていると語っています。

少子化により、音大へ進学する子どもの人数が減少し経営不振に陥りかけているという現状があるようです。

日本には47都道府県殆どの地域に音楽学校があるのですが、その数を減らしてでも、もっとクオリティーの高いものを作っていかなければならないのかなと、語っています。

反田さんとしては、多様な科を設けてソリスト育成をするといいのに、クラシック界は少し古風な業界であるため、旧来の教育体制を変えにくいそうです。

だからこそ、反田さんは、皆で手をつなぎ、一緒に同じ方向を向こうと働きかけたいと思っているようです。日本のクラシック音楽界を変えたいと思っているんですね。



反田恭平さん:2016年に見た夢が音楽学校創設への夢となった!

反田恭平さんは、中学の頃から「夢を与えるピアニスト」になりたいとずっと思っていました。

そういった、思いを抱いていた反田さんは、ある夜に夢を見たのです。

それは、2016年の夏のある夜だったといいます。

その夢は、とてもリアルで、夢の中の反田さんは学校の先生。

校内を歩いていると、中高生が「先生」と駆け寄って来て、皆で「ハッハッハ、、、、」と笑っている、そういった夢だったそうです。

その夢から目覚めた時に、反田さんは、なぜか涙が込み上げてきて、もしかしたら、自分がやりたいのは、こういうことなのかなと気づいたそうなのです。

音楽アカデミー創設については、そういった、寝ていて見た夢がきっかけだそうですが、将来プロを目指す子供たちに優先して音楽を教えて、日本をもっとクラシック音楽の国にしたいという希望があるのだそうです。

世界中から音楽を学びに日本に来てもらえるようになることが夢なのです。



反田恭平さん:2019年クラシックの新レーベル「NOVA Record」を設立

今までは、クラシックというジャンルにおいて、自分でレーベルを立ち上げること自体が考えられないことだったそうです。

自分でレーベルを立ち上げれば、自分が発案したことを即、事業化できるというメリットが大きいですよね。その分責任も自分で背負っていくことにはなるのでしょうが、リスクを背負っても自分の夢に向かって果敢に挑む反田恭平さん。

反田恭平さんは、企画などにも才能を発揮されており、コンサートのライブ録音を当日のライブ終了時に来場者に渡すなどの取り組みを試みました。

その試みは、斬新な発想であり、時間的な問題もクリアでき、来場されたお客様にも大変喜ばれたのですから、大したものですね!

コンサートライブ録音がもらえるなんて最高のプレゼントですし、そういう、人の心を捉えるサービスを思いつくことがセンスがある人だと感じます。

また、そういった初の取り組みは話題になっていきますから、テレビにも取り上げられますし、宣伝効果が大きかったと思います。

とにかく取り組んでいる内容が、誰の目で見てもわかりやすいということが大事なのでしょうね!



反田恭平さん:2021年5月 Japan National Orchestra株式会社設立

反田さんは、ある時、世界中に拠点を持つ大企業である、DMC森精機という工作機械メーカーから、ドイツで演奏して欲しいと依頼があったそうなのです。

その時に、森精機の社長さんから「何かお礼として手伝えることはないですか?」と訊かれたそうです。

反田さんは、「オーケストラと学校を創るのが夢です。」と話したところ、「面白いね。」と言ってくださったそうです。

そういった出会いがあり、4年の歳月を経て、一緒に「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」という会社を設立し、一部上場も目指しているとのこと。

反田恭平さんの会社の情報ですが、奈良市のホームページに掲載されていましたので下記をごらんになってくださいね。

ジャパン・ナショナル・オーケストラ株式会社概要

会社名:
Japan National Orchestra株式会社(ジャパン・ナショナル・オーケストラ株式会社)
(英語:Japan National Orchestra Co.,Ltd.)
本社:奈良県奈良市
設立:2021年5月20日
資本金:1,000万円
事業目的:反田 恭平  及び  Japan National Orchestraの音楽活動
役員:
川島 昭彦 代表取締役会長
反田 恭平 代表取締役社長
人員構成:
18名(反田 恭平、Japan National Orchestra所属ソリスト 17名)

〔奈良市HPより転載いたしました〕

Japan National Orchestraの沿革

Japan National Orchestraの沿革を見てみよう🎵

2018年 「MLMダブル・カルテット」を結成  9人(弦楽器は8人)
2019年 「MLMナショナル管弦楽団」へと発展 16人編成
2021年2月 佐渡裕マエストロ指揮のもと「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」へ改名
2021年5月 Japan National Orchestra株式会社設立

上記からもわかるように、わずか4年で株式会社設立に漕ぎ着けました。

かなりの計画性がなければ到底できることではないと思います。

それも、ショパンコンクールに向けての準備もしている時と重なっているのです。

普通の人であれば、この時期にこのような事業を起こすことをしないのではないかと思うのですが、それをやってしまうところが反田さんなのですね。

佐渡裕マエストロも、YouTubeで、ショパンコンクールの準備だけでも大変だと思うのに、よくこの時期に株式会社設立をしたものだと非常に驚いていました。

そして、全て計画的に進めている反田さんのことを心配していました。そうやって、心から心配してくれる人がいるというのはいいですね。



反田恭平さん:奈良にジャパン・ナショナル・オーケストラ株式会社を設立した理由は?

奈良市は、歴史ある町であり、また、日本一ピアノの保有率が高い町なのだそうです。

その事実が、反田恭平にとってはピンときたのですね!

反田さんが、JNOを株式会社にした目的は、JNOに所属する演奏家の未来を見据えてのこと。

反田恭平さんは、演奏家の育成や演奏家の生活の安定、地域貢献など色々と考えて計画的に進めているのです。

JNOの目指すこと、主な活動は?

JNOの目指すこと
(1)音楽家自らが株式会社を設立、活躍の場を創出し、持続的かつ発展的な活動を確実にする
​(2)志のある音楽家が、安心して音楽を学び、音楽活動に専念できる環境の確保
(3)奈良を中心に地域社会に親しまれ、愛されるオーケストラを目指す
(4)2030年にはアカデミー(音楽院)を創設

JNOの主な活動
(1)奈良・東京の定期公演を中心に、メンバー個々人のリサイタルシリーズ・全国ツアー実施
​(2)オーケストラ及び、各メンバーの音源制作及び配信
(3)音楽サロン「Solistiade(ソリスティアーデ)」の運営

〔奈良市HPより転載させていただきました〕

反田さんには、夢が沢山あって、叶えていく姿には驚きます。

これからの活動も目が離せませんね。



反田恭平さんの次なる目標は指揮者として活躍すること

もともと、反田さんは指揮者になることが夢でピアノを極めようと思ったのですが、今は、オペラを振れる指揮者になりたいと思っているのだそうです。

反田さんは、合唱や歌が好きなんですって。

反田さんの場合は、歌といっても、”オペラ”なんですが、演歌のレパートリーも1曲はあるそうで、これがなんと氷川きよしのズンドコ節なのだそうです。

反田さんが自分のラジオ番組の中でこのことを話ししてました。

氷川きよしのズンドコ節とは、親近感沸きますね。 (*^-^*)

夢を叶えるためには、色々な言語を勉強しなければならなくてそれは、大変ではあるけれど、今までもハードなチョイスをしてきているので、これからも険しい方をどんどん進んでいくのだろうな。

と反田さんは、語っています。

そいった選択をして達成していくことで、モチベーションが維持されて成果もどんどん上がっていくのでしょうね。

ピアニスト兼指揮者の特徴は?

反田さんが好きなピアニストは、みんな指揮者をしているそうなのです。

ピアニスト兼指揮者の特徴は、演奏が立体的に聞こえること!

それが、反田さんが目指していることなのです。

反田さんの音楽家としての醍醐味は、

垣根を越えて音楽を吸収してピアノに還元し、ピアノで培ったことをオケに反映できること

なのだそうです!!!

そして今が次の勉強に移る時だと思っているのだそうです。

反田さんは、もうすでにウイーンに行って指揮の勉強を始めているのです。

ショパンコンクールを終えてからポーランドでの仕事も増えてきそうでということですが、ショパンの作品と弾いたといっても、まだその一部であるため、「ショパンの作品の全曲をパレチニ先生のもとで下で勉強したい!」と強く思うようになり、先生に会ってお願いしたところ快く受け入れてもらえたそうです。

反田さんは、ショパンの曲を全部マスターする気持ちなんですね!そして、次に反田さんが目指すのは、指揮者のコンクールでしょうか?佐渡裕マエストロも、YouTubeの中で「ひょっとして出るかもね~」と言っていました。今後の活躍が楽しみですね!

Haruharu笑顔

反田恭平さんは、出会いをチャンスに変えて前身を続けています。

偶然に自分が見た夢から、自分の将来の夢が明確になったり、そういった歩みを知ることができたのは新鮮でした。

常に苦しい方を選択して進んできたという反田さん。

ひとつひとつ夢を実現させたその向こう側にまた新たな夢が表れて、その夢をまた具体的にしていく姿がエネルギッシュで、驚くばかりでした。

これからも、どんどん夢を叶えて私たちに楽しみを届けてくれることでしょう!

最後までお読みいただきありがとうございました🎵

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