この世の中に素晴らしい作品をたくさん残してくれた坂本龍一さん。この記事を読むと、天才坂本龍一でさえもプレッシャーと戦いながら作曲をしていたということを知ることができます。その事実を、ジャズ作曲家である挟間美帆さんがラジオで語っていました!
坂本龍一が語った!あの映画音楽を作曲した時が一番大変だったって!
あの映画って、どの映画?
ずばり、それは、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(メキシコの映画監督、脚本家、映画プロデューサー)の「ザ・レベナント(蘇りしもの)」です!
私が今回、この事実を知ったのは、挟間美帆さんがパーソナリティを務めているラジオ番組です。
ジャズ作曲家である挟間美帆さんは、坂本龍一さんと仕事上でも関わりがあり、坂本さんのトリビュートとしての番組を放送していました。
その中で、挟間美帆さんがラジオでお話しされたことをまとめていきたいと思います。
坂本龍一さんとの食事会で挟間美帆さんが知りえたことって?
それは、ギル・ゴールド・スタインと坂本龍一さんと挟間美帆さんの3人がニューヨークでディナーに行った時のエピソード。
それにしても、すごいメンバーでの食事会です。
ちょうどその頃、坂本龍一さんは、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(メキシコの映画監督、脚本家、映画プロデューサー)の「ザ・レベナント(蘇りしもの)」という映画の音楽を終えられたばかりだったそう。
ですから、ちょうど「ザ・レベナント(蘇りしもの)」という映画の音楽話になったのです。
ギル・ゴールド・スタインさんと坂本龍一さんをつないでいたのも映画音楽だったので、
「こんな映画音楽やったよね、あんな映画音楽やったよね、懐かしいよね」っていう話の後に、
「今、実はこんな映画音楽をやったんだよ、」と坂本龍一さんが話し始めたのでした。
おぉ!!!!
坂本さんが話した中で、挟間美帆さんが、忘れられないエピソードをこれからお話ししていきますね~!!!
坂本龍一曰く、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督は実に耳がいい
坂本龍一さんは、「アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、実に耳がいいんだ、」と言ったのだそう。
「アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督は音楽家ではないので、
どこに音楽をどういう風につければいいかっていうことを音楽的に説明できないから、
もともと自分の知っている曲を、映像にとにかく当てはめて、
こういったタイミングでこういった音楽を付けたい、
という理想を渡してくれるんだけれども、
そのつけられた曲が偉大な作品ばっかりなんだ。」、
「それに勝る音楽を書いて、そこに当てなくてはならなっていう、
もうそれがものすごく大変なんだ。」と。
挟間美帆さんは、坂本龍一さんのその気持ちを痛いほど作曲家としてはわかるので、その時、ギルさんと美帆さんの2人は、「そんなの大変だよね、わかるわかる!」とか言っていたそうですよ。
坂本龍一さんと言えども、自分の大変さをわかってくれる人を求めていたんでしょうね~!
そんな大変な気持ちをカッコつけずに正直に話しができるところが坂本龍一さんの魅力だったのかな~。
そんな気持ちを話してくれたなんて嬉しいですものね💛 きっと!
監督から坂本龍一さんにどんな要望があったのか?
それで、「じゃあ、どんな音楽がそこにつけられていたの?」と坂本龍一さんに挟間美帆さんは尋ねてみたそうなんですよ。
そこで出てきた答えが、なんとチャイコフスキーの交響曲だということだったそう。
挟間美帆さんは、ラジオの中で、「チャイコフスキーに勝たなきゃいけないんですよ!坂本龍一でも、そんな苦労して作曲することがあるんだ!」「それをさせてしまうイニャリトゥ監督もすごい!」と熱く語っていたのです。
このエピソードを聞いた挟間美帆さんとギル・ゴールド・スタインさんは、あまりの驚きでぶっ飛んでしまったそうですよ。
いやいや~、、、映画監督が作曲家にどのように作曲を依頼をしているのか?、、、それは、人それぞれ違うとは思うのですが、このアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督は、音楽を入れるタイミングとか、音楽のイメージとかをかなり具体的に持っている人であるところが、作曲を依頼された方にとっては、かなりのプレッシャーで大変だっただろうな~と感じますよね。 (^^;
かなりのこだわりを持っていそうだから、、、 (^^;
坂本龍一さん、天才は天才なりに与えられる使命も大きいから人に言えない苦労が沢山あったことでしょうね。
こういったエピソードを話してくれる仲間がいるって素敵なだな~。記憶に残って忘れられないエピソートが坂本龍一さんと関わりのあった方は沢山持っていそうですよね。
それだけ魅力的な人だったということなのだと思います。
映画 「蘇りし者」:坂本龍一さんが音楽版予告をしています🎵
坂本龍一さんの姿と声が聴けていいですね!
そして、この映画音楽のエピソードを知ってから聴くと、音楽をかみしめるように味わってしまいますね~。(*^-^*) つい、ニンマリともしてしまいます。
壮大な映画音楽ですね~。少し聴いただけでも、臨場感あふれてスゴイって思います。
生みの苦しみの後にこうして作品として完成した時は、さぞかし嬉しかったことでしょうね~。
この記事のまとめ
この記事の内容は、挟間美帆さんのラジオ番組「挟間美帆のジャズヴォヤージュ」第2回目の放送において、ニューヨークの自宅から坂本龍一さんを偲んで企画されたものから抜粋させていただいたものです。
挟間美帆さんは、ニューヨークに住んで14年目なのですが、坂本龍一さんの訃報を知ったのは、朝、ベッドの中で読んだサイトのニュースだったそうです。
坂本龍一さんの訃報を知った瞬間、美帆さんは、とてもビックリして、その後から、じわじわと悲しみがこみ上げてきて、とても悲しい一日になってしまったのだとラジオで話されていました。
挟間美帆さんから聞く坂本龍一さんのお人柄は、本当に優しく、そしてユーモラスな一面もあったり、こころがほっこりするお話しでした。
あの天才坂本龍一さんでも大変な思いをして作品を生み出していたとう事実。
天才も苦労しているんです。
いえいえ、天才だからこそ苦労も大きいのかもしれませんね。
このような坂本龍一さんにまつわるエピソードを聞くことができるっていいですね!
わたしは、挟間美帆さんのお話しを聴いて、坂本龍一さんのお人柄を知ることができ、もっと坂本龍一さんの音楽を聴いてみたいと思いました!!!
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